辻一郎のソロ・ユニット“
Dissecting Table”が、シングル「Destructive Urge」を3月1日(水)にデジタル配信、レギュラーエディションのCDRを13枚限定及び、スペシャルエディションのCDRを2枚限定でリリースします。スペシャルエディションのCDジャケットは、辻による手作りアートワークです。CDRは、ライヴ録音とスタジオ録音の2曲入りです。CDRの1曲目とデジタル・シングルは、バイノーラル録音のためヘッドフォンでお聞きください。
辻一郎は1966年生まれ。東京で86年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始し、98年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。おもに自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。
開発したシンセサイザーシステムは、主に、コンピュータ、USB接続デバイス、ラインセレクタ、フィルタ及び、ミキサーで構成されています。アンプを内蔵したミキサーに32チャンネルスピーカを接続してコンピュータで自動演奏を行うことができます。正方形の一辺に8チャンネルスピーカを配置します。8チャンネルスピーカを正方形の四辺に配置して32チャンネルスピーカを内側に向けます。
8チャンネルスピーカは、ミキサーを用いて音源を左右に移動させて、音像定位を制御することができます。32チャンネルスピーカは、正方形に配置しているため、左右前後に音像定位を制御することができます。このシステムは、6種類のフィルタを用いています。各フィルタの出力信号は、ミキサーを経由して8チャンネルスピーカで再生されます。右側の8チャンネルスピーカは、白色化フィルタの出力信号を再生します。後方の8チャンネルスピーカは、状態変数フィルタ1の出力信号を再生します。正面の8チャンネルスピーカは、複合型シンセサイザーと状態変数フィルタ2の出力信号を再生します。左側の8チャンネルスピーカは、オールパスフィルタと状態変数フィルタ3の出力信号を再生します。
状態変数フィルタ1、状態変数フィルタ2及び、状態変数フィルタ3の回路構成は異なります。複合型シンセサイザーは、主に、ウィーンブリッジ発振器、乗算器、バイカッド回路及び、電圧制御回路で構成されています。複合型シンセサイザーは、コンピュータとUSB接続デバイスをUSBインターフェイスで接続するコンピュータシンセサイザーと接続することで形成されます。更に、ラインセレクタは、USB接続デバイスから出力されるPWM信号とフィルタの接続が変更できるため、フィルタの音色を変更することができます。32チャンネルスピーカの重心にダミーヘッドマイクを配置してスピーカの再生は録音されます。ヘッドフォンを用いることにより、再生音場は立体的な音響になります。