開演5分前からDJ HALがプレイで会場を温め、オンタイムになるとそのサウンドに乗せて5人がステージに勢いよく飛び出てきて、「FLAMMABLE」からライブがスタート。あまりにもスムーズな登場に驚きながらも、ステージから繰り出される自在なフロウと煽りに対して、フロアもタオルとペンライトを全力で振った。動きも次第に揃い、熱気を早速高めていく。P-CHOが「最高のカウントダウンライブにしようぜ!」と叫び始まった「Gatti」でも勢い止まらず、フロア全体が飛び跳ねながらハンズアップ。5人もステージ上を動き回り、フロアの隅々までコミュニケーションを取っていた。ラップもパンチラインだらけで全員に存在感があり、コールアンドレスポンスもやるたびに声量が上がっていく。続けてSWAYが「大阪調子はどうですか!?」と尋ねて始まったのは「Scream」。KAZUKIのミステリアスな甘い歌声で誘惑し、P−CHOが「俺たちの名前は何だ!」と煽ると、サビは〈We’re D.I〉の大合唱。それ以外でもKUBO−Cのワイルドなラップ、GSの真っすぐ突き刺すようなラップが隙のない強固なグルーヴを生む。そこから中毒性のあるナンバー「Take A Ticket」でさらに盛り上げた後、完備でメロウな「The other story」をゆったり聴かせる。曲のタイプが変わっても一気に引き込むパワーは変わらず、覚悟あるストーリーがじっくり伝わる。紫からオレンジへと変わっていく照明も世界観を作っていた。
ここでMCに入り、SWAYが代表して大事な大晦日にこの日を選んでくれたことへ感謝し、「ここからはアガるしかないですよ!準備はいいですか!」と伝えると大きな声で応えるフロア。そして5人は2025年はライブでいろんな場所に行ったことを振り返る。SWAYは将来的に47都道府県制覇も胸に秘めつつ、「今年いろんな場所でやらせてもらった思い出も胸に残しながら」と「Where we go」を披露。爽やかで解放感のあるナンバーで、メンバーが様々な土地の空気を浴びてきた姿も想像できたし、こちらも旅行先で聴きたくなる曲だ。この少しリラックスした雰囲気から一気に高揚感を与えたのは「OH YEAH!!」。剛柔巧みでメリハリのある楽曲だが、フロアの動きとコールアンドレスポンスのノリ、ステージの照明もコンビネーションばっちりで、さすが大晦日をDOBERMAN INFINITYに懸けた人達だと感じた。
ここで再びMCを挟み、GSが夏の思い出として8月に北海道で行われた『bonchi fes.FURANO 2025』の出演前日に、富良野の飲み屋で偶然DOBERMAN INFINITYの歌を歌っているファンと次々に出会い、交流したことを明かして会場を驚かせる。ただ翌日のライブは仕事で断られるというオチ。トークで和ませて、SWAYが「皆さんも今年の夏の思い出に心を馳せながら」と話し「夏化粧」を贈る。海や花火や夏祭りが脳裏に浮かぶセンチメンタルなバラードで会場を染めると、「ずっと」が始まり、このバラードリレーににわかに湧く。不器用ながらもストレートな愛の言葉は1人1人に届いていく。この愚直にオンリーユーなスタンスがDOBERMAN INFINITYが積み上げてきたものだと堪能できた。さらに驚きはSWAYがソロでメドレーを、続いてKAZUKIがソロで「Oneday」をこの後に披露したことだ。SWAYのクールさと遊びが共存するステージングで楽しませ、KAZUKIはスタンドマイクで色気たっぷりにブルージーに歌い上げてフロアを酔いしれさせた。そして5人に戻り「Citylights」を大切に歌った後、インスタライブをスタート。全世界と繋がった状態を作り「必ずやってきた曲をどうせならここにいる皆さんの歌声も乗せて届けましょう」と「We are the one」へ。「パフォーマーはDOBERMAN INFINITYと大阪の皆さんでございます」という言葉に大合唱で応えたフロアの仲間たち。最後は人差し指を突き上げ、全世界のリスナーとの繋がりをたしかに示した。
そして2025年を写真で振り返るコーナーへ。まず先日『EXILE LIVE TOUR 2025"THE REASON"』に前体制のDOBERMAN INCとして参加した時の写真を出し、EXILE ATSUSHIと打ち上げでこのカウントダウンライブの話をしたとのこと。すると「行っていい?」と返答があり、なんとステージにATSUSHIが登場。割れんばかりの驚きと歓声が響き止まず、KUBO-Cが「反応が全然ちゃうやろ!」とツッコむ。そして「DOBERMAN INFINITYのファンのATSUSHIです」と挨拶すると再び大歓声。さらに一緒に年越し(ジャンプ付)もすると分かり、フロアはもちろんメンバーもテンションが上がっていた。