2002年の解散から8年の時を経て2010年に復活、2012年にはライヴ・イベント〈leave them all behind 2012〉にて奇跡の初来日を果たし、ファンを狂喜させた英国、1990年代を代表するインダストリアル / ノイズロック最高峰デュオ、
GODFLESH。今年6月にEP
『Decline & Fall』をリリース、進行形の姿を見せつけた彼らが、いよいよフル・アルバム『A World Lit Only By Fire』(写真)をリリース。スペシャルなボーナス・ディスクを同梱した
国内盤(DYMC-230 3,000円 + 税)の販売が10月8日(水)よりスタートしています。
FINAL、FALL OF BECAUSE、HEAD OF DAVID、
NAPALM DEATHでの活動を経た鬼才・Justin K. Broadrickが、FALL OF BECAUSEの盟友・G.C. Greenと共に1988年に結成したGODFLESH。
SWANSをはじめとするジャンク / ノイズロックや、Wordsoundに連なるヒップホップ、ダブ、アンビエントと呼応しながら、独自のヘヴィロックを開拓。インダストリアル・メタルの祖と目されると共に、イルビエントやIDM、ダブステップのクリエイターにも大きな影響を与えました。
1992年作
『Pure』前後の作風を意識して制作された『Decline & Fall』に続く本作は、Ted Parsons(SWANS,
KILLING JOKE,
PRONG,
JESU, TELEDUBGNOSIS)をドラマーに迎えた2001年作『Hymns』以来実に13年ぶりとなるフル・アルバム。Justin K. Broadrick、G.C. Green両名にマシン・ビートという編成に立ち返った上で、現在のプリミティヴなクリエイティヴィティを凝縮した仕上がり。『Decline & Fall』ではJustin K. Broadrickのダークステップ・プロジェクトJK FLESHを想起させるビートワークも保持していましたが、本作はよりロックとしての側面を打ち出した内容。これまでになくブルータルな音像ながら、
JOY DIVISIONに通じるポスト・パンクの風合いも感じさせてくれる英国ならではの作品。ポスト・ハードコア / メタル愛好家はもちろん、TECHNO ANIMAL、THE BUGをはじめとするエクスペリメンタルなビート・ミュージック、
VATICAN SHADOWや
SHIFTEDのようなインダストリアル・テクノから
BIG BLACKのファンまで必聴の重要作です。