「Studio One」や「Wackies」といったレーベルからのリリースで、レゲエ・シーンを代表するシンガーの一人として知られるホレス・アンディ（HORACE ANDY）が、ニュー・アルバム『Midnight Rocker』を4月8日（金）に「On-U Sound」から発表します。新作のオープニングを飾る、代表曲のセルフ・カヴァー「This Must Be Hell」と、アルバムのトレイラー映像が公開中です。

　On-U Soundの設立者でもあるエイドリアン・シャーウッドをプロデューサーに迎え制作された新作には、ガウディ、スキップ・マクドナルド、クルーシャル・トニー、アイタル・ホーンズ、そして亡きスタイル・スコット、ジョージ・オーバンといったOn-U Soundを代表する精鋭ミュージシャンが参加。

　制作に際し、シャーウッドは、自身がリー・スクラッチ・ペリーのアルバム『Rainford』や『Heavy Rain』に携わって学んだ、円熟期を迎えたミュージシャンの作品にとってふさわしい取り組み方を踏襲しました。一流のミュージシャンを集めたチームを編成し、何ヵ月もかけてパフォーマンスやアレンジやミキシングを仕上げ、その結果完成した11曲は、優れたテクニックに裏打ちされ、丹念に作り上げられた楽曲となり、アンディの唯一無二の歌声の魅力をより一層際立たせています。

　収録曲には、「This Must Be Hell」「Mr. Bassie」のように、アンディの名曲のセルフ・カヴァーもありつつ、多くは「Watch Over Them」や「Materialist」のように現代ならではのメッセージを込めて新たに作曲されました。さらに、マッシヴ・アタックのデビュー・アルバムに参加し、彼らが主宰するレーベル「Melankolic」からアルバムを発表したアンディがマッシヴ・アタックの代表曲のひとつ「Safe From Harm」を歌っています。

　新作はCD、数量限定のCD / LP+Tシャツセット、LP、デジタルでの発売。国内盤CDには解説が封入され、ボーナス・トラック「My Guiding Star」が収録されます。LPは日本語帯付き仕様の限定盤（レッド・ヴァイナル）と通常盤（ブラック・ヴァイナル）でのリリースが予定されています。




©Micheal Moodie