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東京交響楽団の記者会見をレポート! ユベール・スダーンがブルックナーについてコメント

ユベール・スダーン   2009/11/02 15:24掲載
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 音楽監督ユベール・スダーン(Hubert Soudant)のもと、ますます充実度と注目度を上げている東京交響楽団の記者会見が、10月30日にミューザ川崎で開かれました。

 会見では、2010-11年コンサート・シーズンのラインナップ発表、10月1日にリリースされたニュー・アルバム『ブルックナー:交響曲第7番』のお披露目、10月1日付で東京交響楽団の楽団長に就任した大野順二の紹介などが行なわれました。

 ニュー・アルバム『ブルックナー:交響曲第7番』についてスダーンは、次のように語っています。
「ブルックナーという作曲家は、私にとって非常に重要な存在です。私が若い頃、家の中ではたくさんの音楽が流れており、教会に行ってはオルガンを聴いていました。私はオランダ育ちで、アムステルダムにはブルックナー演奏の伝統というものがありますから、それを聴いて育ったのです。ブルックナーの音楽の解釈としては、メンゲルベルクをはじめハイティンクまで素晴らしい伝統が引き継がれてきましたので、やはりブルックナーという作曲家は、私の魂の一部分にあると言っても過言ではないと思います。

 そういった作曲家のことを話すのはとても難しいので、ぜひ皆さまにこのCDを聴いていただきたい。そして私がこれを演奏していたときに何を感じていたのか、それを皆さまにも感じ取っていただければ幸いだと思っています」

 2010-11年シーズンのコンサートでは、“after Schumann”(シューマンのその後)と題し、シューマンの後に現れたロマン派の作曲家たち――リスト、ベルリオーズ、パガニーニ、ブルックナー、ワーグナー、フランク、ショパンなどを取り上げるとのこと。

 今シーズンはシューマンの交響曲全曲にブラームスの作品を組み合わせたプログラムでしたが、その後の流れに続くといった構成になっています。

 コンサートでもCDでも、考え抜かれたプログラムと完成度の高い演奏で音楽ファンをうならせている東京交響楽団、今後がますます楽しみです!

『ブルックナー:交響曲第7番』の特集記事はこちら
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