デリック・メイらが創り上げた“デトロイト・テクノ”を継承する、新世代デトロイト・テクノ・アーティストのひとりであり、また、ジャズを新解釈したそのサウンド嗜好性が“エレクトロニック・ジャズ”ともかつて呼ばれた、90年代初頭から活躍するテクノ・アーティスト“ケニー・ラーキン”。90年代には、ダイナミックな跳躍感溢れるナンバー「カタトニック」などが収録された代表作『メタファー』(写真)などを、WARPやR&Sなどから放った彼であったものの、最近ではDJとしての活動を中心に活躍していたためか、こと新作については、すっかり音沙汰なしであった彼。そんな彼がついに、久々となるニュー・アルバムをリリースすることになったそうなので、そのお知らせを。

　Moodymannなどの作品をリリースする“PEACEFROG”レーベルに新たに移籍して放つ新作は、その名を『The Narcissist』といい、現在までのところ、UKにて3月1日にリリースされる予定です。残念ながら、まだ詳しい内容は不明ではありますが、なんでも、“エレクトリック・ソウル・ミュージック”とでも表現出来る内容となる模様ですので、これはかなり楽しみ！　かつての彼を知らない方も、また、かつて夢中になったデトロイト・テクノ好きな方も、これは要チェックですぞ！