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北野 武がニコ生に初出演、「バカヤロー」と「コノヤロー」の違いを解説

北野武   2012/09/21 15:32掲載
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北野 武がニコ生に初出演、「バカヤロー」と「コノヤロー」の違いを解説
 9月18日(火)、「ニコニコ生放送」にビートたけしこと、北野 武監督が出演し、10月6日(土)から公開される最新作『アウトレイジ ビヨンド』についてトークを行ないました。番組では映画の制作秘話などが語られたほか、ユーザー期待の“たけし節”も飛び出し大盛り上がり! また、ニコ生ではその後のジャパン・プレミアも生中継を実施。

 『アウトレイジ ビヨンド』は北野武監督による2010年公開の映画『アウトレイジ』の続編にあたる作品。「全員悪人 完結。一番悪いのは誰だ?」をキャッチコピーにヤクザの抗争を描いたバイオレンス・ムービー。番組が始まり、まずスタジオに姿を見せたのは、中野英雄新井浩文の2人。登場するなりコマネチを披露するなどノリノリの中野は、本作への出演に関して「新しいメンバーがいて新鮮でした。前作から4年間携わってきたので、自分の中では相当がんばったつもり。ぜひ観て頂きたい」とコメント。一方、笑顔でリラックスした表情の新井は、出演当初は緊張したとのことで、「同年代だとゴツい方だと思うんですが、この(俳優陣の)並びだと生まれたての子犬みたいなもので(笑)、午前中はずっと顔が痙攣するくらい緊張しました」と、笑いを誘っていました。

 そして番組中盤、いよいよ北野 武監督がスタジオに! これにはニコ生のコメントも「きたーーーーーー!」「本物きたーーーーー!」と大盛り上がり。画面越しに伝わってくる北野監督の存在感にユーザーも圧倒された様子……。そんな北野監督は、今作のきっかけについて、「前作の後半を撮りながら“2”(続編)の構想はしていた。ただ、前作は海外では暴力描写で賛否両論だったため、それなら言葉のやりとりの暴力映画を作ろうと思って、関西弁がいるなと。それで関西の暴力団を使うために筋(ストーリー)を直した」と、制作の裏話を披露。

 さらに、「ヤクザ自体に魅力を感じているというよりは、生と死の中での男の葛藤を日本で描こうとしたら暴力団しかない」のがヤクザ映画を撮る理由だと語りながらも、「男、男っていっても、ヤクザ映画でもやっていることは女々しいんだよね。裏切ったり、のし上がるために色んな方法をとったり、陰謀論が渦巻いて汚くなってしまう。俺はよく冗談で“一番男らしい商売はオカマだ”って言う。男しかできないからね(笑)」と、ユーザーを沸かせる。

 また、出演した俳優陣についてもそれぞれ演技について評価しつつ、特に西田敏行については、「西田さんは『釣りバカ日誌』とかやってて怖い役をやったことがないっていうんで、あの人を釣ってやろうかと思って。海の中から西田さんが上がってくるとか(笑)」とのこと!

北野 武

 そして番組後半、北野監督はニコ生ユーザーからの質問に答える形で、定番の名台詞である「バカヤロー」と「コノヤロー」の使い分けを、「下町では“バカヤロー”っていうのは、英語でいうところの“You know?”と同じで、間に挟む言葉。心配したぞバカヤローとか、どうなってんだバカヤローとか。“コノヤロー”はもっと親密で、ちょっと悪意があるかも」と、説明。これにはニコ生ユーザーからも「なるほどなぁ」「違いがちゃんとあるのか」「ダンカンは愛されてるんだな」といったコメントが続出。ユーザーが書き込んだコメントをMCが拾い、北野監督がリアルタイムに答えるという、ニコ生ならではのやりとりに。

北野 武

 その後はジャパン・プレミアの生中継がニコ生でも行なわれ、さらにイベント終了後にニコ生は再び北野監督を直撃。7万人を超える視聴者に向けて「観に行けよコノヤロー!」という言葉をかけてほしいというお願いに、北野監督はすかさず「アウトレイジを観てガンが治った!」「アウトレイジを観て逃げた女房が帰ってきた!」「会場で1千万円拾った!」と華麗なる切り返しを連発! 最後にはきっちり「観ろバカヤロー!」と一喝し、ニコ生への初“降臨”は大盛り上がりの中、幕を下ろしました!

北野 武
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