日本屈指の実力派ヴァイオリニストとして活躍を続けている
小林美恵が、「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」などの著書で話題の作家 / 文化芸術プロデューサーの浦久俊彦をパートナーに迎え、多彩な角度からヴァイオリンの神秘に迫る全6回の新シリーズ公演〈小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説〉を東京・富ヶ谷 Hakuju Hallで展開中。その第2回目となる〈小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説 第2回「ヴェルサイユの光と影」〜小林美恵 フランスを弾く〉が2018年9月17日(月・祝)に開催されます。
“ヴェルサイユの光と影”と題された本公演は、フランス音楽史におけるヴァイオリン音楽の歴史を辿る内容。曲目は、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006より「ガヴォット」、
リュリ伝の「ガヴォット ニ短調」、
マレの『ヴィオール曲集』第2巻より「スペインのフォリア」、
ルクレールのヴァイオリン・ソナタ ニ長調、
ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ ト短調、
フランクのヴァイオリン・ソナタ イ長調が予定されています。
共演は、16歳でフランス政府給費留学生として渡仏、パリ国立高等音楽院で学び、〈ショパン国際ピアノコンクール〉に日本人最年少で入賞したピアニストの
横山幸雄。ワインエキスパートの資格を持ち、ワインにも造詣が深い横山と、パリで学び、フランスを拠点に文化芸術プロデューサーとして長年活動してきた浦久とともに、映像資料とトーク、演奏でフランス文化の真髄を探ります。また、「スペインのフォリア」では、ピアノの演奏活動ならびにバロック・ダンスの研究・公演活動を行なう浜中庸子を特別ゲストに迎え、R-A.フイエによる振付のダンスが披露されます。