ポカポカ陽気に包まれて、ふんわり優しい“moo-Chies”(写真は2003年作『空から落ちてきた』)を聴くのにぴったりの季節になりましたが、そこへ突然のニュース!!　何とmoo-Chiesが8年間の活動を終えて、解散することが発表されました。　これから夏にかけてのライヴを楽しみにしていたファンも多いと思いますが、彼等の公式HPによると7月31日、moo-Chiesと縁の深い“自由ヶ丘Maldigras”のライヴを最後に、正式な解散となるそうです。

　moo-Chiesと言えば“女性版ベン・フォールズ・ファイヴ”などと称される事もありましたが、卓越した鍵盤さばきとキュートなルックスを兼ね備えた才色兼備のピアニスト、加地睦の情感溢れる曲の世界は、ソウル・ミュージックの側に引き寄せるし、ジェームス・ジェマーソンを敬愛する魂のベーシスト、小島マキジェマーソンのユニークな存在感など、やはり他に類を見ないバンド。“グルーブ”と“歌心”が共存する点において、邦楽シーンでいかに貴重な存在であったかを痛感しますね。

　と言うわけで、ファンの方もまだ未体験の方も、残るmoo-Chiesのライブを目と耳に焼き付けておくべきかと!　悲しみをブッ飛ばせ!!

●6月26日　代官山HOOCHIE-COOCHI
open 19:00／start 20:30
●7月21日　高円寺Show Boat　(ムーチーズ・デラックスとして最後のライブ)
open 18:30／start 19:00
●7月31日　自由ヶ丘Maldigras　(最後の解散ライブ)
詳細未定

チケットの予約、イベントの詳細はmoo-Chies公式HPからどうぞ。

　現在ヴォーカル＆ピアノの加地睦は、単身アメリカ南部へ渡りルーツミュージックを訪ねる旅に出ているとのこと。帰国直後となる本ライヴでは、さらにソウル・フィーリング溢れる演奏を聴かせてくれそうです!!
　解散は非常に寂しいものでありますが、加地睦は現在、元・シャバグッチーズ、元・フライデーOh!Oh!のフロントマンで、日本を代表するファンク・ソウル・ブラザー、須田祐一郎の新バンド“SOUL POWDER DRESSING!”にて準メンバーとしてゴキゲンなピアノを披露して人気を集めていますし、小島マキジェマーソン、若山実緒の両名も抜群のテクニックとセンスを持つ貴重なミュージシャンであるからして、今後もさらに活躍することと思います。楽しみに待ちましょう!　Good Luck & Good bye! Thank you moo-Chies!!