今年3月に4年ぶりの最新コンサート映像作品『
歌会 VOL.1』をリリースしたばかりの
中島みゆきが、12月17日(水)に自身21年ぶりとなる最新MV(ミュージック・ビデオ)集『THE FILM of Nakajima Miyuki II』と、2002年の発売以来、今も愛され続けているミリオンセラーのシングルコレクション・アルバムの名盤『
Singles 2000』がリマスターされ高品質CDのBlu-spec CD2で発売されることが発表されています。
『
THE FILM of Nakajima Miyuki』(2000)、『
歌姫 LIVE in L.A.』(2004)に続くミュージック・ビデオ集第3弾。2007年から2023年に発売されたシングル7作品のミュージック・ビデオに加え、映画予告編やドラマのタイトルバックなど特典映像も収録。『NHK紅白歌合戦』出場曲「
麦の唄」や、中島みゆき初のアニソン?! と話題になったアニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』主題歌「
心音(しんおん)」など、心に響く楽曲が映像とともに楽しめます。
「
倶(とも)に」では最新アルバム『
世界が違って見える日』のジャケット撮影の貴重なシーンを収録。曲の最後にはアルバム・ジャケット写真となった印象的な風船を持つカットの様子がそのまま収められています。「麦の唄」では2014年の紅白の歌唱シーン。「
恩知らず」では、ビルの屋上で歌唱する中島みゆきをヘリコプターから空撮。マジックアワーの一瞬をとらえた美しい空とバンドメンバーによる演奏シーンは圧巻。「
荒野より」では和装で文を書く姿。「
愛だけを残せ」「
一期一会」では登場人物のリアルな人生をそのまま見守る役柄と同時に、自身による楽曲を熱唱するシーンも見逃せません。
今作7作品中5作品を監督する翁長裕は、楽曲から着想を得たアナザー・ストーリー展開が必見。
岡田麿里監修による「心音(しんおん)」は映画本編映像満載で映画の世界と歌が融合した作品に昇華。
関和亮監督による「麦の唄」は紙芝居演出と紅白歌唱映像とのリンクが見どころ。特典映像には「
銀の龍の背に乗って」が使用された映画『
Dr.コトー診療所』予告編、「一期一会」が使用された映画『シサム』予告編、そして主題歌「
慕情」のドラマ『
やすらぎの郷』主題歌タイトルバックが収録されており、どれもファン垂涎の映像となっています。
2002年発売の中島みゆきの『Singles 2000』が
瀬尾一三プロデューサー監修の下、LAの巨匠エンジニア、スティーブン・マーカッセンによるリスマター&高音質CD(Blu-spec CD2)で蘇ります。本作は1994年〜2000年の7年間にリリースされたシングルとカップリング曲を網羅した全14曲。「
地上の星」「
旅人のうた」「
空と君のあいだに」のミリオンセラー・シングルの3曲に加え、「ファイト!」「
たかが愛」「
命の別名」など、誰もが知る名曲が並びます。発売以降ロングセールスとなり多くの人に愛され続け、17年後となる2019年にミリオンセラーを記録した名盤中の名盤。中島みゆきの感情をより感じられる歌声、より豊かなサウンドなどリマスター&Blu-spec CD2によってさらにクリアになった名曲の数々を楽しむことができます。
楽曲が生まれた1990年代前半から2000年頃の日本はバブル崩壊を経験し、多くの人が「生きる意味」や「自分の居場所」を模索。そんな中、放送されたドラマ『
家なき子』(1994)では主題歌「空と君のあいだに」が、主人公の少女を見守る犬の視点からの歌で視聴者の心を貫きました。『
聖者の行進』(1998)では「命の別名」が命の重みを表現。そしてNHK『
プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の主題歌「地上の星」は陽の当たらない場所で懸命に生きる人々の背中をそっと押してくれています。そして2020年代を生きる私たちもまた、同じ問いの中にいます。そんな現代のリスナーにも「糸」は人と人とのつながりの尊さを、「ファイト!」は理不尽な現実に立ち向かう勇気を与えていたりと、収録曲はいずれも、今もなお聴く者の人生にそっと寄り添い続けている名曲ぞろいです。
9月11日(木)に、12月の2作品のリリースの情報公開と合わせて、“私たちの生きるこの時代には、中島みゆきの歌があるー”と銘打った『中島みゆき 劇場版 LIVEセレクション2』が、年明け1月2日(金)から全国公開されることが発表されました。中島みゆきの代表曲「
時代」「ファイト!」「空と君のあいだに」「糸」「地上の星」「麦の唄」他、魂を震わす圧巻の歌唱が、映画館の大スクリーンに蘇ります。今後の詳細は公式サイトで発表予定なので、こちらもお見逃しなく。