日本で最初のインディ・レーベルとも言われ、伝説のバンド“
はっぴいえんど”を輩出したURC(アングラ・レコード・クラブ)レコードの楽曲が初めて全世界で配信されることとなりました。
遠藤賢司、
高田渡、
加川良、
岡林信康ら、フォーク・ソング勢の台頭に呼応して1969年に設立され、ブームの牽引役となったURCレコードは、今もなお、根強い音楽ファンに支えられています。中でも、
細野晴臣、
大滝詠一、
松本隆、
鈴木茂によって1969年に結成された“はっぴいえんど”は、本レーベルから『
はっぴいえんど』『
風街ろまん』という2枚のアルバムをリリース。「日本語ロックの礎」を築いたと言われ、その後のJ-ROCKやJ-POPへの源流となりました。これまでは日本国内のみで配信をしてきましたが、昨今の世界的シティ・ポップ・ブームや、“はっぴいえんど”への海外での再評価を受け、アルバム『はっぴいえんど』『風街ろまん』の世界配信が決定。3月17日(金)0時より、シンコーミュージック・エンタテイメントが保有するURCレコード原盤をソニー・ミュージックレーベルズ / レガシープラスより世界配信することとなります。
また、世界各国のクオリティー・ミュージックをリリースしていることで有名な米シアトルのインディ・レコード会社Light in the atticでは、これまでURCレコード楽曲を含む日本のフォーク&ロックを収録したコンピレーション・アルバムをリリースするなど、積極的にURCレコードを紹介してきましたが、今回の配信によって、国内のファンや一部の目利きの音楽ファンだけではなく、世界中の新しいより多くのファンにも届くものとなるでしょう。
なお、ソニー・ミュージックレーベルズ / レガシープラスでは、今後“はっぴいえんど”を含む、URCレコードの貴重なカタログのリイシューを行っていく予定。こちらにも是非ご注目ください。