奇想なアイディアに満ちた作品を作り続ける英国の電子音楽家
マシュー・ハーバートと、英・ロンドンを拠点に活動するプロデューサー / ドラマー / ヴォーカリストのモモコ・ギルによる新プロジェクト“ハーバート&モモコ(Herbert & Momoko)”が、コラボレーション・アルバム『Clay』を6月27日(金)に発表します。すでに公開中の「Babystar」に続く、このアルバムからの2ndシングル「Need To Run」が新たに公開されました。
「Need To Run」のサウンドは、モモコ・ギルの穏やかでソウルフルなヴォーカルとともに、現実と非現実の間を漂います。その根底には、漠然とした不安や疑問が渦巻くダークな側面も含み、ハーバートの近年のシネマティックな作品を象徴するオーガニックとインダストリアルが融合したサウンドスケープが織り込まれています。光と影が絶妙に交錯するエモーショナルなバランスが際立ち、2人のコラボレーションが美しく展開している様子が窺えます。
ハーバートはこの曲について「私たちはしばしば物事を二元的に捉えがちです。たとえば、起きている、眠っているといった具合に。でも、人生の多くは、自分がどこにいるのか、どこに属しているのかがわからない曖昧な状態で過ごしているものです。〈Need To Run〉は、まさにそんな瞬間の中で生まれた楽曲です」とコメントしています。
Photo by manuel vazquez