京都の4人組ロック・バンド、yoeiが、1stアルバム『さかいめ』を8月27日(水)にSUBMARINE RECORDSからリリースすることを発表。あわせて、アルバム収録曲から「祝福のある暮らし」を7月18日(金)に先行配信しています。
同アルバムは、歌物でありながらフォーク、ブルース、サイケデリック、アンビエントなどを取り入れ、個性的な4人が様々な景色を魅せる仕上りとなっています。
また、リリースに伴いバンド初の横浜、名古屋の2ヵ所で自主企画のリリース・パーティーを開催。ゲストは横浜公演に
ベランダ、名古屋公演には浮気なヴァカ、sakimoriの出演が決定しています。
[コメント]「さて、アルバムを作るぞ」となったとき、困ったのは「どういう流れにするか」ということでした。アルバムとなると最低でも40分ほどの流れを作らなければなりません。作曲ペースは速くないですが、手持ち曲がそれなりに増えていたので、曲自体の準備はできていました。ただ、流れをどう作ればいいか、決めあぐねていました。そこで参考になったのが、アナログレコードでした。レコードではアルバム全体がA面とB面と二つに分けられています。アルバムを「一つの全体」として見るのではなく、「二つのまとまりからなる一つの流れ」として見ることで、考えやすくなりました。
「さかいめ」というタイトルは、そんな苦戦の経験から着想を得て、名づけられました。A面とB面の「さかいめ」、yoei(余映)という名前が意味する昼と夜の「さかいめ」、私たちにとって初めてのアルバムという「さかいめ」。様々な「さかいめ」がこのアルバムに含まれています。このアルバムは、ほとんどセルフタイトルです。yoeiというバンド名の由来である「余映」という言葉は「日が落ちたあとに残った光」を意味するものであり、それは昼と夜の「さかいめ」を表します。「さかいめ」は私たちのファーストアルバムでありながら、現時点で私たちのベストアルバムであり、それが私たちにとっての、そしてこのアルバムを聴くあなたにとっての分水嶺(さかいめ)となることを願う、そんなアルバムなのです。――yoei