坂本龍一が手がけた映画音楽が味わえる貴重なサウンドトラック作品4タイトルが、アンコールプレスや初CD化、初アナログ化として、今年9月から2026年3月にかけて続々リリースされることが決定。
第1弾となる9月24日(水)には、
イ・ビョンホン主演の『
天命の城』(2017年)のオリジナル・サウンドトラックのLPがアンコールプレス、さらに初のCD形態でも発売されます。韓国映画への初参加作品で、重厚な歴史ドラマに深い緊張感と詩情を与える音楽は、2017年作『
async』にも通じる晩年の音響アプローチが光っています。
第2弾の10月29日(水)には、
フランソワ・ジラール監督によるカナダ、イタリア、日本の共同制作よる映画『
シルク』(2007年)のオリジナル・サウンドトラック『SILK』がアナログとして初めてリリース。アジアと西洋の美学が交錯する幻想的な世界を繊細に描き出した、坂本の叙情性が際立つ名作がついにレコード化されます。
第3弾の11月26日(水)には、
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作『
The Revenant(蘇えりし者)』(2015年)のオリジナル・サウンドトラックのアンコールプレスが発売。坂本の音響と盟友
アルヴァ・ノトとの共作による、自然と孤独をテーマにした緊張感あふれる名盤です。
第4弾となる2026年3月11日(水)には、
三池崇史監督による武士道を問う時代劇『
一命』(2011年)のオリジナル・サウンドトラック『Original Sound Track 一命 Harakiri - death of a samurai』が初アナログ化。尺八や弦楽器を取り入れた、内省的で静謐な美しさが漂うサウンドトラックとなっています。
また、これらのリリースに合わせて、坂本龍一のサウンドトラック作品を特集する「commmons特設サイト」も公開。今後もさらなる作品やコンテンツが随時追加される予定となっています。