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劇場版「鬼滅の刃」公開記念舞台挨拶開催 花江夏樹「冒頭のシーンから涙が止まらない」「あと10回は観に行きたい」

2025/07/20 13:55掲載
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劇場版「鬼滅の刃」公開記念舞台挨拶開催 花江夏樹「冒頭のシーンから涙が止まらない」「あと10回は観に行きたい」
 アニメ『鬼滅の刃』は、集英社ジャンプ コミックス1巻〜23巻で累計発行部数2億2000万を突破した吾峠呼世晴による漫画作品が原作。アニメーション制作はufotable。そして、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』を3部作として制作することを発表し、7月18日より第1章 猗窩座再来が絶賛上映中。

 このたび、7月19日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて、公開記念舞台挨拶が開催されました。

[イベント・レポート]
 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』がいよいよ公開。この度、本作の公開を記念し、都内の劇場で舞台挨拶が実施された。イベントのMCを務める高橋祐馬(アニプレックス)の呼び込みを受けて、竈門炭治郎役の花江夏樹、冨岡義勇役の櫻井孝宏、猗窩座役の石田彰、Aimerと共に本作のW主題歌を担当するLiSAが観客の盛大な拍手に包まれながら登壇。早速、花江が「昨日の夜、IMAX®で観てきました。最高でした!あと10回は観に行きたいと思っています。今日はよろしくお願いします!」と熱量たっぷりに語るとそのあとに続いて、櫻井、石田、LiSAも挨拶。ついに公開を迎えたことへの率直な気持ちを聞かれると、花江は「早く劇場で観たいなと思っていたんですけど、いざ公開直前になると感情が落ち着かなくて。今日、ここに立てたのが幸せですし、本当はそっち(客席)で観たいなという気持ちもあって。(本作の)上映後のファンの皆さんと一緒の空間にいられることは、今日が初めてなのですごく嬉しいです!」と興奮気味に回答。また、本作を鑑賞しての感想を問われると、花江は「まず映像のクオリティが本当に素晴らしくて、瞬きができないとはこのことだなと思いました。冒頭のシーンから涙が止まらなくて、そこからも色んな展開があったので最高でした」としみじみ。続けて櫻井が「義勇が戦いの中で強くなるというのは胸に熱いものがこみ上げましたし、呼吸を含めた能力の表現もすごい。熾烈な争いの中に、美しいと思ったり、何か茫然と見てしまうような瞬間があって。それも極限の中にあるんだなというのが彼の戦う姿からも感じられて、手を握り締めながら観ました!」と語ると、花江も「新たな義勇の一面が表現されていたので、そこが本当にかっこよかったです!」と共鳴。石田は「素晴らしい出来上がりになっていて、ここまで(緻密に)描かれるのか、これはすごいことをやっているなと(思いました)。今回、猗窩座が再来するということで、猗窩座にもフィーチャーしていただけたということは役をやっている身としては嬉しいことです。また、炭治郎や義勇が成長することのきっかけに猗窩座がなれていることが有難いです」と頬を緩ませた。また猗窩座の戦闘シーンについては「『ここまでやっても猗窩座は倒れないんだ』というところまでやっているからこそ、鬼の強さの説得力が伝わるし、鬼殺隊への『がんばれ!』という想いがより込められるんじゃないかなと思います」と回答。LiSAは「私自身は『無限列車編』以来ということで猗窩座とともに再来させていただいております。私も昨日、公開初日に拝見しまして、これまで三回観ているんですけど、観る度にどんどん視点が変わっていったり、より深く作品を楽しませていただいています。『ここでこの音が流れているんだ』、『ここまで手を込んで作られているんだ』、『このセリフがこんな風に響くんだ』と毎回違う感情をくれる素晴らしい作品に関わらせていただけてとても嬉しいです」と喜びを露わにした。

 主題歌である「残酷な夜に輝け」を担当するにあたりどのような気持ちで挑んだか、また歌唱する際に意識した点を聞かれると、LiSAは「私は『竈門炭治郎 立志編』から(今回を含め)これまで6曲も『鬼滅の刃』に関わらせていただいたのですが、皆さんの背中を押していけるような、そして送り出していけるような強い気持ちで歌わせていただいています」と回答。さらに同じく主題歌の「太陽が昇らない世界」を担当したAimerよりメッセージも到着。主題歌ついては「『太陽が昇らない世界』は、作曲を椎名豪さん、作詞を近藤光さんのお二人が、託してくださった一曲です。無惨によって炭治郎をはじめとする鬼殺隊の面々が無限城へ落とされるとき、これから始まる激闘を予感させつつ、映画館の座席で彼らを見守るみなさんの胸の高鳴りをいちだんと煽り、物語にぐっともう一段階没入させる曲になるようにと、想いを込めて歌いました。記念すべき無限城編第一章の物語の幕開けをこの楽曲が盛り上げることができていたら、とても嬉しく思います」。映画の感想については「私も本編を観させていただきました。しのぶと童磨、善逸と獪岳、炭治郎・義勇と猗窩座、涙無くしては見られないそれぞれのエピソードが、吾峠先生の描かれた原作への深いリスペクトを礎に、情感豊かに、大迫力で、本当に丁寧に描かれているのを感じ、声優の皆さんのお芝居と畳み掛けてくる音楽とも相まって、圧倒され続けた2時間35分でした。まさに今作もufotableの皆さんが魂を燃やしながら作られた作品であることが、ひしひしと伝わってきました。このような素晴らしい作品に主題歌として関われたことを、改めて感謝しています。たくさんの方にこの映画が届くことを願っています」とそれぞれ真摯にコメント。なお、アーティスト陣の心血が注がれた2つの主題歌は19日0時より配信もスタートしているため、何度でもお聴きいただきたい。

 今回描かれる炭治郎、義勇、猗窩座の戦いにおいて、壮絶ともいえる映像はもちろんのこと、声優陣の熱演が光る本作。義勇とともに因縁の相手ともいえる猗窩座と向き合う炭治郎を演じるにあたり、どのようなことを意識したかを聞かれると、花江は「煉獄さんだったり、家族だったり色んな人の気持ちを背負って猗窩座と対面しているので、炭治郎を作り上げてくれた人たちの想いというのを心に持って演じたんですけども、石田さんの演技が素晴らしすぎて、自然と気持ちが溢れてくるアフレコでした。最初は(どう表現するか)考えていたんですけど、特段こうしようと意識しなくても流れで出てくる素晴らしい空間でした」と収録当時の様子を語った。続いて櫻井への質問。義勇にとっては初めての上弦の鬼との邂逅でもあったが、この戦いに臨む彼をどのように演じたかという投げかけに「義勇は体温が低いイメージの人間性ですが、猗窩座の強さに引き出されるようなところがあって。彼自身も熱を帯びるような、猗窩座の強さのテコによって自分ももっと強くなるようなそういう感覚を味わわされましたし、(猗窩座は)戦いに没頭させられるような存在だったんだな。それと同時に石田さんの表現が凄かったんだなと思いました」と宿敵を演じた石田を称賛しながら回顧。そして石田への質問。「無限列車編」にて突如現れ、今作でも圧倒的強者として君臨する猗窩座という鬼について、どのように演じたかを聞かれると「『無限列車編』の時は圧倒的に強い存在で、強さを追い求めているキャラクターという見せ方でした。今回の映画ではスタンスが変わっていないものの、『無限列車編』と違うのは、戦っている最中に相手の強さの度合いが変わっていくことに対し、強さに対するこだわりがとびぬけている分、そこに対する評価も凄く公平なんですよね。戦っている時の相手の変化というものに対応していく猗窩座というのが今回は新しいところです。なのでそこは(演じるうえで)大事にしないといけないところだなと思って取り組んでいました」とキャラクターの分析と共にこだわりを振り返った。

 イベントも終盤、日本国内ではついに公開を迎え、全世界でも徐々に封切られる本作が多くの方々に届くよう願いを込めて祝砲を放つことに。「『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』劇場公開を祝しまして、そしてこの作品が全世界に広がっていくことを願いまして、みなさまどうぞ!よろしくお願いします!」と花江による呼びかけに続いてキャノン砲が発射され会場のボルテージは最高潮!最後は花江から「本日はご来場いただきありがとうございました。素晴らしいスタートがきれたんじゃないかという素敵な舞台挨拶だったなと、一ファンとして感じました。これから多くの人に『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』をご覧いただけるように僕も心から願っておりますし、この夏は『鬼滅の刃』で日本が、そして世界が盛り上がってくれたらいいなと心から思いました。我々も心を燃やして頑張ってまいりますので引き続き応援をよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」と力強くメッセージを送り、大盛況のうちに幕を閉じた。


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©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
2025年7月18日(金)より公開
imetsu.com/anime/mugenjyohen_movie
配給: 東宝 / アニプレックス
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