トータス 、
ヨ・ラ・テンゴ 、
スティーヴ・ライヒ 他、多くのコラボレーションでも知られる
竹村延和 が、米シカゴの名門インディー・レーベル「Thrill Jockey」よりオリジナル・アルバムとしては2014年作『
Zeitraum 』以来となる約11年半ぶりの新作アルバム『意味のたま』を9月26日(金)にリリース。8月12日には、アルバムの冒頭曲「明滅する火花」(an ephemeral radiant)が先行配信リリースされています。
本作には2016年から2024年の間にレコーディングされた全18曲(日本盤はボーナス・トラックを1曲追加し全19曲収録)を収録。これらは、アルバムのために新たに書き下ろしたものではなく、録り溜めていた過去の膨大な楽曲の中から竹村自身が厳選したものになります。曲の構想が2000年代中頃からあったものも含まれており、竹村の京都にあるスタジオ「moonlit studio」でレコーディング。作曲からプログラミング、演奏、レコーディング、編集まで、竹村がすべて一人で行なっており、doroという日本人シンガーがゲスト・ヴォーカルで参加しています。また、スキマキ・アニメーションによるアニメーション作品『深海の虹』(2019年)のサウンドトラックも収録されています。
竹村はアルバムについて「『knot of meanings』は 直訳すると“意味の結び目”ですが、邦題の『意味のたま』は、洋裁で用いる毛糸の玉のようなもので、そこから意味が泉の様に導かれてくることを示しています。リスナーは単に多義的なものとしてジャケットのガラスの断片・ モザイクから、各自自由に全体像を描き、受け取ってもらえれば幸いです」とコメント。ジャケットのガラスのオブジェクトの作成や撮影も竹村本人が手掛けており、その受け取り方は、様々なスタイルの収録曲が混在したアルバムの内容とともに、リスナーそれぞれに委ねられています。
アルバム『意味のたま』は、竹村が長年、“Child’s View”(子供の視点)を用いて、知的好奇心を原動力として、表現や創作活動を続けてきた結晶。常に驚きと喜びを感じられるものを作るという理念を大切にし、同じことを繰り返すことはせず(停滞や反復に抵抗し)、新たな発見のあるような独創的な作品を探求して来たことの実証でもあります。
なお、Thrill Jockeyから、7月23日にアルバムからの第1弾シングルとして先行配信された「ラダー・オブ・ミーニング」(ladder of meaning)も8月12日より日本でも配信リリースされています。
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