また、アルバム『COSPLAY』にはポップカルチャーからの引用が点在。「Waxwing」では常に心の奥底に潜んでいるが決して表に現れないミッキーマウスを描き、「Jetplane」ではガイデッド・バイ・ヴォイシズの代表的アンセム「Hot Freaks」が引用され、有名人の退廃がテーマとなっています。「Candle」はボブ・ディランの「Blowing In The Wind」へのオマージュであり、近年のティモシー・シャラメ主演のディラン映画ブームへのリアクション。そして「In The Dark」では、アーシャとルイスが『COSPLAY』のレコーディング中に読んでいたという三島由紀夫への言及も登場します。
『COSPLAY』収録曲の多くは、アーシャとルイスが共有するスタジオでまず形を成し、そこで生まれたデモのサンプルや特徴が最終的な録音に統合されて誕生しました。別の曲では、まずバンド全体でレコーディングを行ない、その後スタジオに持ち帰って独自のサンプリング処理を施すなど、多彩なアプローチを採用。「Echoes」の脈打つキーボードや、「Into The Dark」のヴォーカル加工など、小さな音のきらめきが楽曲の奥深くに隠されているのも特徴となっています。
[収録曲] 01. Echoes 02. Jetplane 03. Love Posture 04. Antelope 05. Candle 06. Today Might Be The Hit 07. Life In This Body 08. Waxwing 09. Magic 10. Into The Dark 11. JI 12. The Saddest Song I Ever Did Hear *Bonus Track