サックス奏者の
近藤直司と即興を主体に様々な合奏を続ける鍵盤奏者の
栗田妙子によるデュオが、2ndアルバム『
言葉のない短篇 Short Stories without Words』を「フルデザインレコード」より10月15日(水)にリリースします。
近藤直司は、
不破大輔、
大沼志朗とのトリオで演奏活動をスタートし、1986年にLP『ライブ・アット・タルホ』を発表。以降、
永田利樹、
瀬尾高志とのトリオで『
petite fleur』(2016)、『desireless』(2016)、『
鳥の歌(2020)』をリリースし、
組原正、
ヒゴヒロシ、
本田珠也との“
大変なユニット”で『Noise Ballads』(2019)、栗田妙子とのデュオで『
知らない人stranger』(2021)を発表しています。
一方、栗田妙子は自作曲を素材にした
外山明とのデュオのほか、
渋谷毅とのデュオ、
坂田明、
水谷浩章とのトリオ、シンガー・ソングライターの
植村花菜とのカルテットなど、多くのセッションやレコーディングに参加。また、2007年からバレエの伴奏にも携わり、舞台作品も多く書いています。2021年末には
東京混声合唱団からの作曲委嘱作品を
山田和樹指揮で初演し、今年5月には清水昭指揮により東京カンタートにおいて
合唱団ひぐらしとともに再演しています。
本アルバムで、近藤直司はソプラノ、テナー、バリトンサックスを、栗田妙子はピアノと鍵盤ハーモニカを用い、
マーラー、
チャイコフスキー、
ドビュッシー、
ラフマニノフ、
パデレフスキ、
ベートーヴェンに取り組んでいるほか、アンダルシア民謡「エルビト」やカタルーニャ民謡「鳥の歌」も演奏。永く愛され、奏でられてきた曲たちを素材に、寓話的即興演奏を繰り広げています。
また、近藤直司と栗田妙子は、10月26日(日)14:00より(会場は13:30)に東京・入谷なってるハウスにて発売記念ライヴも開催します。詳細はなってるハウスのホームページをご確認ください。