ロック界の王座に君臨する
クイーンが、1975年に発表し、マルチ・プラチナを達成した歴史的アルバム『
オペラ座の夜』と、同アルバムからのダイヤモンド認定を受けた伝説的シングル「
ボヘミアン・ラプソディ」のリリース50周年を記念して、豪華アナログ盤としてそれぞれ発売さることがが決定。
アルバム『オペラ座の夜』は、豪華なゴールド・レーベル仕様クリスタル・クリア・ヴァイナル盤にて発売されます。日本では、本国イギリスでのオリジナル発売日(1975年11月21日)に合わせて、11月19日(水)に直輸入盤仕様で、1,500枚の完全生産限定で発売が決定しました。
シングル「ボヘミアン・ラプソディ」は、7インチの青色カラー重量盤で再発され、B面には初リリース時と同じく、
ロジャー・テイラーが吼える少年レーサー賛歌「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」が収録されます。日本では直輸入盤仕様で、800枚の完全生産限定での発売となります。
フレディ・マーキュリー、
ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、
ジョン・ディーコンという不動のラインナップにより、1975年11月にリリースされたアルバム『オペラ座の夜』は、その時点のクイーンにとって、最も壮大な芸術的宣言であると共に、最大の成功を収めたアルバムとなり、英国を含む世界5ヵ国のチャートで1位を獲得しました。
そこから先行シングルとして発売された「ボヘミアン・ラプソディ」は、全英チャートで当時の史上最長となる9週連続1位を記録。この曲のプロモーション・ビデオが史上最も大きな影響力を及ぼしたミュージック・ビデオであることは疑う余地もなく、現在もなお史上最高のシングルに選出され続けています。フレディ・マーキュリーの死去を受け1991年に再リリースされた際には英国で再び1位を獲得し、2004年にはグラミー殿堂入り、2022年には米国議会図書館の全米録音資料登録簿に保存すべき作品として選出されています。
「最初からずっと、僕は“ボヘミアン・ラプソディ”を信じていたよ」と、ドラマーのロジャー・テイラーは語ります。「この曲のアイディアをフレッドが初めて僕らに弾いて聴かせてくれた時、『ああ、これは何か特別なものだぞ』と思ったのを憶えている。そして、実際その通りだったんだ」。
ギタリストのブライアン・メイは、このアルバムがもたらした成功を次のように語ります。「僕らにとって『オペラ座の夜』は、とてつもなく重要なアルバムだった。このアルバムが、僕らに世界を拓いてくれたんだ。“ボヘミアン・ラプソディ”のおかげで、僕らの存在は英国だけでなく、アメリカやオーストラリアをはじめ、世界中で認知されるようになったからね。まさに分岐点だった」。
ロジャー・テイラーはこう言い添えます。「僕らは自信の絶頂にいた。何でも出来る気がしていたんだ。それがあのアルバムには表れているね。多様性に富んだ、実に多彩なアルバムだよ。どうかしている程だけれど、それが素晴らしいんだ。少しずつ、ありとあらゆる要素が詰まっている」。