“(再結成したからには)永遠にすかんちは解散しない！”との言葉通り来年1月に東名阪3都市限定3夜限りのライヴを行なう、すかんち。彼らがデビューする以前、ROLLY、shima-chang、小畑ポンプがトリオで活動していた1988年に、寺西一雄(現ROLLY)の手によってわずか300枚だけプレスされた幻の自主制作盤『SCANCH'N ROLL SHOW』がリマスターされ、高音質で蘇生！ 2007年1月13日に、2000枚限定でCD化されることが決定しました。

　このアルバム『SCANCH'N ROLL SHOW』(写真・SAPC-0001　\3,150(税込))には、すかんちのメジャー・デビュー・シングル収録の「恋のT.K.O.」「ウルトラ・ロケットマン」(「ウルトラRケットマン」)に加え、1stアルバム『恋のウルトラ大作戦』に収められた「君は窓辺のパントマイム」(「君は窓辺のパントアイム」)「スローソンの小屋」のオリジナル・ヴァージョンも収録。まさに初期すかんちのエッセンスが凝縮された音源である上に、槇原敬之がコーラスとピアノでこっそりとゲスト参加！(ドクター田中は正式メンバーではなくゲスト・キーボーディストとして参加)
　こんなにもゴージャスな音源にも関わらず、マスター・テープが長らく紛失されていたため日の目を見なかった、このアルバム。しかもすかんちヒストリー本などでは、デビュー以前のエピソードや音源について語られることも多く、ファンの間ではなんとかして入手したいお宝アイテムとしてCD化が熱望されていた作品です。また、ベスト盤『スウィーツ〜すかんち・ベスト・コレクション』の初回盤におまけとして付属したシングルCDの「JAZZ」、「Mr.ロックンローラー」はこのアルバムから収録されたもの。そのほか、メンバーが本名で自己紹介する(！)「すかんちのテーマ」や、再結成ライヴDVDにも収録されたあんぜんバンドのカヴァー「13階の女」も。再結成以降、起こりえないと思っていたライヴやリリースが連発されるすかんち、こうなったら初期デモテープもコンパイル＆CD化されることを祈願！