プライマル・スクリーム 2002/04/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
海外のファン・サイトでも情報源とされ、地元のスポークスマンが“99%ありえない”と否定のコメントをすることになってしまったほどの“超速報”であった新作についてのリリース情報が、先日、ソニー・ミュージックの公式HP内の
ここで発表された、
プライマル・スクリーム。それだけ世界の人々が待ち望んでいた新作なのだと思うと共に、これが“ネット社会の強みと怖さ”なんだと改めて実感した我がCDjournal.comスタッフでありました。
さて、その注目の新作なのだが、そこでも掲載されているとおり、先行シングル
「ミス・ルシファー」(SICP-145\1,260(税込))が5月29日、まだタイトルが決定していないニュー・アルバム(SICP-144\2,520(税込))が6月12日に、それぞれ日本先行でリリースされる予定。以前所属していた“クリエイション”レーベルの閉鎖に伴い、今作は新たに移籍した“Columbia UK”からのリリースとなるが、日本での販売は今までとおりソニー・ミュージックのままです。
アルバムの日本盤にはボーナス・トラックが1、2曲追加収録される予定だが、肝心のオリジナルの収録曲については、残念ながらまだ完全には判明していないのが事実。先行シングルというのだから、きっと収録されるのであろう「ミス・ルシファー」以外にも、アラン・マッギーが“プライドがそうさせないだけで、事実上、正式メンバー”と以前語っていた、
マイ・ブラディ・ヴァレンタインの
ケヴィン・シールズが作曲したといわれている2曲(「Deep Hit Of Morning Sun」「Skull Exploding」)や、「Dresden」「Doors」などといった名の新曲が収録されるのではと予想されている。そのなかでも、アメリカ盤がリリースされるのか、されないのかの、キーポイントとなっている曲「Bomb the pentagon」が収録されるかどうかは微妙。すでに知っている方も多いとおり、この曲は、あの9月11日に起きた全米同時多発テロの前に書かれた曲であるのも関わらず、偶然にも、被害を受けた“米国防総省”を題材にした曲であったため、その処遇に注目が集まっていた曲。その内容が内容のため、もしこの曲が収録された場合、去年、アメリカでの所属レーベル“Astralwerks”との契約を打ち切られた彼らが、新たなレーベルと契約を結べるのかどうかはかなり疑問視されていると、海外では報じられている。ただ、一部のサイトでは“「Bomb the pentagon」という名がすでに改名されているのでは?”とか、“「Rise」や「Bomb」といった単語が歌詞から外されたのでは?”などといったことが囁かれているので、当初の楽曲とは多少違ったものが収録される可能性が高そうだ。 とにもかくにも、常に衝撃を受ける作品を発表し続けている彼らの新作だけに、我々の期待も高まるばかり。皆様も、心して待つといたしましょう!!