エマーソン、レイク&パーマー(以下、EL&P)や
エイジアなど、プログレッシヴ・ロック・シーンを中心に活躍するドラマーの
カール・パーマー(Carl Palmer)が、自身のバンドを率いてEL&P時代の代表曲を再演するライヴ作『ワーキング・ライヴ(WORKING LIVE)』。その第3弾にして最終版とも言われる新作が、いよいよ発売されます。
バンド・メンバーは、カール、ポール・ビエラトヴィッチ(Paul Bielatowicz / G)、スチュワート・クレイトン(Stuart Clayton / B)という3人で、キーボードではなくギター・トリオというのがミソ。テクニカルなアンサンブルがお馴染みの名曲にスリリングなエッジをもたらしています。
新作『WORKING LIVE - VOLUME 3(邦題:ワーキング・ライヴ Vol.3)』(写真)では、「展覧会の絵」「ピーター・ガン」「ナットロッカー」ほかを再演。さらに6月23日に発売される
日本盤(VICP-64850 税込2,700円)には、カールのレア音源3曲も追加。EL&Pの『ワークス・セッション』時にレコーディングされながらも発表されなかった22分を超える大作「コンチェルト・フォー・パーカッション」や、
マイク・オールドフィールドの共演曲で、カールがゲスト・パーカッショニストとして参加している「マウント・テイド」など、いずれも日本未発売のレア音源となっています。
なお、日本では同日に、
EL&Pの作品群がSHM-CD+紙ジャケット仕様で再発されます。こちらもお忘れなく。
カール・パーマー
「前2作同様、このアルバムのアイディアというは元々ELPでレコーディングされたクラシック・ロック・アンセムの私のバンドによるアレンジを捉えるということだ。私たちはELPの伝説的なレコーディングを単に再レコーディングするということをしたいのではなく、ギタリストのいる私のバンドでそれらのクラシックスを再構築して、全く新しいものを作ろうとしているんだ」●『WORKING LIVE - VOLUME 3(邦題:ワーキング・ライヴ Vol.3)』
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日本盤(VICP-64850 税込2,700円):6月23日発売
*海外盤:発売日未定
01. PETER GUNN
02. ROMEO AND JULIET
03. PICTURES AT AN EXHIBITION
04. BITCHES CRYSTAL
05. NUTROCKER
06. IN A MOROCCAN MARKET
【日本盤ボーナス・トラック】
*いずれもカールのアンソロジー『Do Ya Wanna Play, Carl?』収録
07. CONCERTO FOR PERCUSSION
70年代半ば“ワークス・セッション”時にレコーディングされながらも発表されることがなかった曲で、22分を超える大作。作曲者は1926年ウィーン生まれの音楽家ジョセフ・ホロヴィッツで、パーカッション・パートをカールが補作した形となっている。
08. MOUNT TEIDI
マイク・オールドフィールドの共演曲で、カールがゲスト・パーカッショニストとして参加。
09. SHAWNEE
バディ・リッチ・オーケストラ(ビッグ・バンド)との共演による実況録音。1986年に、ロンドンのロニー・スコッツ・クラブにおいて録音された。
【レコーディング・メンバー】
・カール・パーマー/Carl Palmer (drums & percussion)
・ポール・ビエラトヴィッチ/Paul Bielatowicz (guitar)
・スチュワート・クレイトン/Stuart Clayton (bass)