ダニエル・ハーディング（Daniel Harding）と、サイトウ・キネン・オーケストラによるアルバム『リヒャルト・シュトラウス：アルプス交響曲』が6月12日（水）に発売！ 本作は、2012年8月23日、25日に松本「キッセイ文化ホール」で行なわれた公演のライヴ録音盤です。

　小澤征爾の指揮公演がない初の公演となった、2012年〈サイトウ・キネン・フェスティバル松本〉。この際、小澤の強い希望でオーケストラ・コンサートの指揮を託されたのがダニエル・ハーディング。小澤からの教えを受け、スウェーデン放送交響楽団の音楽監督や、ロンドン交響楽団の首席客演指揮者をつとめ、ドイツ・グラモフォンにはウィーン・フィルとのマーラー録音もある若きマエストロです。

　彼は、新日本フィルハーモニー交響楽団のMusic Partner of NJP就任記念演奏会の日に東日本大震災に遭遇。その後は、海外の演奏家のキャンセルが続く中、積極的に日本での指揮活動を行ない、終演後は自ら募金箱を持ってロビーに立ち続けるなど、多くのファンから感動と感謝の声を呼んでいます。

　サイトウ・キネン・オーケストラとの初顔合わせとなった今回の録音では、名手揃いのオーケストラを見事に統率し、壮大な音絵巻を展開。本作はSHM-CD仕様の通常盤と、SA-CD〜SHM仕様の生産限定盤の2種類での発売です。