2002年チャイコフスキー・コンクールのピアノ部門で日本人初、コンクール史上でも女性として初の優勝を成し遂げた上原彩子（p）。彼女の演奏を収めた『2002年チャイコフスキー国際コンクール・ライヴ』（写真）はクラシックとしては異例のヒットを記録、正規デビュー盤が待たれていたが、このほどEMIと契約が成立。『チャイコフスキー：グランド・ソナタ　他』（TOCE-55617 \2,800（税込））が12月10日に発売される。タイトル曲のほか、「くるみ割り人形」（ピアノ版）などを収録したオール・チャイコフスキー・プログラムのアルバムだ。106年の歴史を誇るEMIクラシックスにとって、日本人のワールド・ワイド・デビューはレーベル史上初。海外盤リリースは2004年2〜3月の予定で、日本先行発売となる。