レディー・ガガのファッション・ディレクターとして“生肉ドレス”“ロブスターハット”といったアヴァンギャルドなコスチュームを生み出し、近年ではUNIQLOのファッション・ディレクター、DIESELのアーティスティック・ディレクターなどを務める気鋭クリエイター、ニコラ・フォルミケッティ。彼を総合プロデューサーに迎え、“世界に向けた新しいガールズ・ユニット”を誕生させるべくスタートしたプロジェクト〈POP ICON PROJECT TOKYO〉のファイナル・オーディションが12月22日(日)、東京・港区 スターライト・タワーにて開催されました。
オーディションには、全国から集まった約2,000名の応募者の中からインターネットでの一般投票を含む2次審査を通過した13名のファイナリストが出場。ニコラ氏以下、ヘアーメイクアップアーティスト・奈良裕也氏、NYLON JAPAN編集長・戸川貴詞氏、ドリームクリエーター・小川孔一氏らによる審査を経て安川摩吏紗(まりさ)、辻川奈々実、森安眞子の現役大学生3名が選出され、2014年に日本コロムビアよりデビューすることが決定しました。
ニコラ氏は選考理由について「直感で、この子とこの子なら合うなというフィーリングで決めました。いいハーモニーがある3人なので、僕がチューニングしていきますが、歌もうまいし、踊れるし、ジャンルを問わずいろんなことができるユニットにしたい」とコメント。「スタートから(新人のアーティストを)手がけたことがないので、これまでガガをはじめ海外アーティストで学んだことを全部使い、彼女たちに合った一番カッコいいやり方でデビューさせたいと思っている。今はデジタルの時代だし、未来に向かって面白く、新しいことをやりたい」と語り、「デビューの時期は2014年の中盤から後半にかけてと考えているが、日本を中心にアジア、アメリカ、ヨーロッパにも進出したいので(3人に向かって)英語の勉強もよろしくね(笑)」と要望を述べつつ、「世界の“POP ICON”とも仕事をしてきて感じるのは、一番大事なのは“努力”をするということ」とエールを送りました。
合格者は「まだ実感がないし、審査で歌ったときの事も夢中で覚えていませんが、新しい未来が見えてきたようで楽しいです。毎回イメージが違うような、七変化できるようなアーティストになりたい」(安川)、「まだフワフワして実感がないです。オーディションに応募した時は“絶対受かる!”という気持ちでしたが、最終選考で回りの人たちをみていて少し不安になりました。今後はジャンルにとらわれないアーティストになりたいです」(辻川)、「審査発表のとき(エントリーナンバー)3番、11番と呼ばれたので、最後に(7番の自分の名前が)呼ばれるとは思わなくて、ビックリしました。歌やダンスの持つパワーに助けられたので、その感謝の気持ちを今度は自分が伝えていきたい」(森安)とそれぞれに喜びと抱負を語りました。