以前にお伝えしたように、あらたにユニバーサル ミュージック傘下のマーキュリー・レコーズとアルバム販売の契約を結んだため（英国内）、今後は安定した作品の供給が実現するはずであろう、ポップトーンズ・レーベル。今後の同レーベルの動向には大いに注目をして欲しいのですが、注目といえば、その同レーベルの公式HPに先日アップされた、“Biff! Bang! Pow! - The Story of Creation Records”と題されたMP3ファイルにも注目を。

　このMP3ファイルには、同レーベルの総帥アラン・マッギーが以前に運営していた英国を代表するインディーズ・レーベル“クリエイション”に関わる様々な事件（ジーザス＆メリー・チェイン、プライマル・スクリーム、ケヴィン・シールズらの登場を始め、ドラッグやソニーの資本参加など）を、その関係者たちが回顧したインタビュー音源が約1時間に渡って収録されています。今回インタビューに応じたのは、アラン・マッギー、ボビー・ギレスピー（プライマル・スクリーム）、ノエル・ギャラガー（オアシス）、マーク・ガードナー（元ライド）、ティーンエイジ・ファンクラブ、ジャスミン・ミンクス、ブー・ラドリーズ。もちろんコメントは全編英語ですので、英語が苦手な方には厳しいかも知れませんが、とはいえ、同レーベルの代表曲などが会話の間に挿入されたりしているので、同レーベルが好きな方なら楽しめるはずです。昨年発売された“金とドラッグ”に満ちた生活を綴った回想本『クリエイション・レコーズ物語』を眺めながら聴くと、よりドップリと浸れるかと思いますよ。なお、写真は今回のMP3のファイル名にもなったアラン・マッギーのバンド、ビフ・バン・パウ!のベスト盤『コンピレーション　1984-1991』です。