Stephen O'MalleyとGreg Andersonのギター・デュオによるパワー・アンビエント / ハイパーヘヴィ・ドローン・プロジェクト、SUNN O)))が、2009年の『Monoliths & Dimensions』以来実に6年ぶりとなるオリジナル・フル・アルバム『Kannon』（写真）をリリース。完全未発表テイクを収めた2CD仕様の国内盤が全世界に先駆け12月2日（水）に日本先行発売となります。

　SUNN O)))は近年、NURSE WITH WOUNDとの『The Iron Soul Of Nothing』やULVERとの『Terrestrials』、昨年末にリリースされ話題となったScott Walkerとの『Soused』など、コラボレート作品を立て続けにリリース。Stephen O'MalleyはPitaことPeter RehbergとのKTLや灰野敬二、Oren AmbarchiとのNAZORANAI、Bill Herzog（Jesse Sykes & The Sweet Hereafter）、栗原ミチオ（WHITE HEAVEN, THE STARS, GHOST）、Atsuo（Boris）とのENSEMBLE PEARLなどで作品を発表。昨年にはAmbarchi、Randall Dunn（MASTER MUSICIANS OF BUKKAKE）とのトリオで朝生 愛のヴォーカルをフィーチャーしたアルバム『Shade Themes From Kairos』をDrag Cityよりリリースし、今年はソロ作品も2作登場。Greg Andersonも復活を遂げたGOATSNAKEで新作『Black Age Blues』を発表するなど、『Monoliths & Dimensions』以降も多作家ならではの活動を続けていた2人。

　観音菩薩からのインピレーションを基に制作されたという『Kannon』ではO'Malley、Andersonに加え、Attila Csihar（MAYHEM, TORMENTOR）、Oren Ambarchi、Randall Dunn、Steve Moore（Laura Veirs, Eyvind Kang ほか）、Brad Mowen（BURNING WITCH, THE ACCÜSED）、Rex Ritter（JESSAMINE）といったSUNN O)))作品ではおなじみとなっている面々が再集結。漆黒のヘヴィネスと荘厳な静謐が同居する大作に仕上がっています。録音は近年Daughn GibsonやTim Heckerなどの作品で改めて手腕を示していたRandall Dunnが担当。マスタリングはSufjan StevensやMarissa Nadler、LOWなどを手がけてきたJason Wardが務めています。