超特急の“7号車”タカシとしても知られる
松尾太陽が、9月2日(水)にリリースするソロ・デビュー・ミニ・アルバム『
うたうたい』(CD ZXRC-2069 2,300円 + 税)の収録内容を公開しています。
『うたうたい』は、リード曲を新進気鋭の
Vaundyが手掛けているほか、
大塚 愛、
堂島孝平、
She Her Her Hersら実力派クリエイターたちが作品を提供し、松尾自身が人生で初めて制作した楽曲もブラッシュアップして収録。朝から夜へと移り行く空のように、色とりどりの景色を見せる、バラエティ豊かな内容となっています。
松尾の音楽ルーツでもある“City Pops”をテーマとした本作の幕を開けるのは、大塚 愛の手による「mellow.P」。ポップでキュートなパーティ・チューンでありながら、歌詞には現在の社会情勢と通じるような不安感も漂い、タイトル通りのメロウな歌声とマッチして絶妙な浮遊感が楽しめます。続く「The Brand New Way」はこれぞ“City Popsの王道!”と言いたくなるような、爽快なドライブ・チューン。City Popsで育った松尾の活き活きとしたヴォーカルがなんとも心地よく、作曲・堂島孝平&作詞・
浅田信一というヒットメイカーのタッグも熱い一曲に。3曲目の「掌」は、2019年に行なわれたソロ・ライヴ〈Utautai〉で初披露されたナンバーで、松尾本人が初めて作詞・作曲を手掛けたもの。今回、大幅に歌詞が書き換えられ、大阪から上京してきた自身の経験をベースに、悩みながらも新たな道を踏み出そうとする人々へ向けた優しく、力強い応援ソングに仕上がっています。
また、現役大学生マルチ・アーティストのVaundyが提供したリード曲「Sorrow」は、洋楽由来のCity PopsをさらにJ-POP流に咀嚼した“Neo City Pops”を展開。朝の目覚めを思わせるよう爽やかなサウンドに乗る、悲しみを乗り越えてなお手を差し伸べる強さを持った楽曲の主人公像は、松尾自身と重なるものが。一転、夜空を描き出すのがShe Her Her Hersによる「Libra」で、抑揚をおさえたリズムで松尾のクール&セクシーな一面を引き出すことに成功。ちなみにタイトルは彼の星座である天秤座のことであり、それを踏まえて歌詞を読むと、より奥深いメッセージに触れることができるものとなっています。
新たな一歩を踏み出すにあたっての不安と期待を率直に綴りつつ、
山口寛雄の手によるスタイリッシュかつ温かな音像でシーンに挨拶する「Hello」で締めくくられる全6曲。いずれも松尾太陽というキャラクターとリンクしながら、それぞれのクリエイターとのハイブリッドな化学反応が引き起こされており、柔軟で多彩な引き出しを備えた松尾の魅力も伝わる内容に。ヴォーカリストとして、さらなる高みを目指す松尾太陽の大いなる意志が込められたデビュー作に期待が高まります。