今年デビュー50周年を迎えた
あがた森魚が、2021年までに発表してきたアルバム全57タイトル・733曲を8月30日(火)より、全3回に分けてサブスクリプションで解禁。9月30日(金)に第3回配信となる全17タイトル208曲が配信されます。
第3回配信は、デビュー前の自主盤からベルウッド名盤3作、そしてTVアニメ『うる星やつら』のエンディング曲「星空サイクリング」などで知られるヴァージンVSまで。さらに、未CD化のサントラ「夢みるように眠りたい」も解禁されています。
また、7月20日に自選の半世紀集大成ベスト・アルバムとなる4枚組CD『
ボブ・ディランと玄米』、10月5日(水)にLP『ボブ・ディランと玄米少々』を発売。LPはあがた本人がこだわり抜いた真実の第三惑星的ベスト選曲で、ジャケット写真は
高田渡が撮影。
三浦光紀と出会った1971年の中津川フォークジャンボリーでの「赤色エレジー」、その翌年、ベルウッド・レコードの第1弾発売となった同曲のシングルから、1987年のタンゴ・アルバムより「バンドネオンの豹」、1991年のユニット・
雷蔵から11分に及ぶ名曲「月食」、そして2019年の名盤『
観光おみやげ第三惑星』より2曲を選曲。あがた森魚ならではの意外性に富んだこの選曲、曲順まで練りに練ったアナログならではのベスト・アルバムです。
[コメント]多少の玄米や、ボブ・ディランや、稲垣足穂たちは、そのようにして、我々に、二十世紀とは、いかに二十一世紀の「デジャヴ的未来論」の礎であったかを、教えてくれたのだ。――あがた森魚