2017年2〜3月のヨーロッパ公演ではその充実度が
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団や
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団になぞらえられるなど、本場での評価を確かなものにした
パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)と
NHK交響楽団が取り組む録音プロジェクト“R.シュトラウス: 交響詩チクルス”の第3弾『
R.シュトラウス: ツァラトゥストラはかく語りき&メタモルフォーゼン』(SICC-10219 3,000円 + 税)が8月23日(水)にリリースされます。
“R.シュトラウス: 交響詩チクルス”は、第1弾の『
英雄の生涯&ドン・ファン』がイギリスの権威ある音楽誌『BBC MUSIC MAGAZINE』の“DISC OF THE MONTH(今月の1枚)”に選定され、第2弾の『
ドン・キホーテ、ティル・オイレンシュピーゲル&ばらの騎士』が2016年度〈レコード・アカデミー賞〉の栄誉に輝くなど、日本のみならず世界でも大きな反響を巻き起こしている録音プロジェクト。
第3弾となる本作は、2016年2月に東京・赤坂のサントリーホールで行なわれた公演のライヴ・レコーディング。曲目は、スタンリー・キューブリックの映画『
2001年宇宙の旅』で印象的に使われたことで一躍有名になった「ツァラトゥストラはかく語りき」、そして第2次大戦末期のドイツの敗戦が濃厚な時期に作曲された弦楽のための「メタモルフォーゼン」という対照的な2曲で、いずれもパーヴォ・ヤルヴィにとっては初録音です。