数々のディスクガイドに名盤として掲載された唯一のフル・アルバム『
フリー(アット・ラスト)』が話題を集め、作品の中古盤価格が高騰していた、90年代の和製ジャズファンク・バンドの秘宝、
PLATINUM 900(プラチナム900)。その全曲が10月22日(水)に配信スタートしています。
PLATINUM 900は、坂田直子、西村一彦、飯星裕史の3人からなる和製ジャズファンク・バンド。1994年に結成し、1997年にミニ・アルバム『
プラチナム航空900便』でデビューするも、シングル1枚、ミニ・アルバム2枚、フル・アルバム1枚を残して、1999年に解散。活動期間が短く、作品数も少ないため、幻の和製ジャズファンク・バンドとして長らく謎に包まれていましたが、近年廃盤となった作品はレア・グルーヴとして中古盤価格が高騰し、レコード“ディガー”たちの垂涎の的となっていました。
2021年と2022年にCDとアナログ盤で再発された際、メンバー立ち合いによるリマスタリング音源での配信。ミニ・アルバム『プラチナム航空900便』『
プラチナム交響曲 第900番「白金」』、EP『
Missing Star』、そして唯一のフル・アルバム『フリー(アット・ラスト)』の全曲を楽しむことができます。
また、『フリー(アット・ラスト)』のリード・トラック「レッツ・ブギ・ザ・ナイト」のオフィシャル・リリック・ビデオがYouTubeにて公開。軽快なカッティングギターが生むファンキーなグルーヴと現代風のイラストレーションがマッチしたナイトクラビングな映像に仕上がっています。
このたびの配信について、ヴォーカルの坂田直子は「お待たせいたしました! 90年代、港区白金の地に誕生し、時代の狭間に埋もれながらも、四半世紀の月日を経て、文字通りレア・グルーヴとなって甦ったプラチナム900、今、全世界の人々に聴いてもらえると思うとワクワクします。世界中どこにもない、自分たちの音楽を発信できること、当時のバンドのメンバー、プロデューサー、レコーディングスタッフ、私たちを信じてくれていたレコード会社、所属事務所の皆さん、数少ないながらも推してくれていたファンのみんな、関わってくれたすべての人たちを誇りに思います。そして再発に尽力してくれたソニーミュージックさんありがとうございます!」と喜びの声を寄せています。