今月17日の大阪公演を皮切りにフルバンドを携えジャパン・ツアー〈Go Echo Japan Tour 2018〉を開催する英国のシンガー・ソングライター、レイチェル・ダッド（Rachael Dadd）が、待望の新曲を収録する7inch アナログ盤にCDを同梱したニュー・EP『Connected to the Rock / Archipelago』（SD07-009 1,800円 + 税、500枚限定生産）と、2011年発表のアルバムに新録のボーナス・トラックを追加した『バイト・ザ・マウンテン』（SDCD-040 2,000円 + 税）を5月15日（火）にリリース。ジャパン・ツアーの会場では先行発売されます。

　『Connected to the Rock / Archipelago』のテーマとなっているのは、ブリストル近郊の勇壮なチェダー峡谷と日本の穏やかな瀬戸内、尾道の島々。近年のレイチェル・ダッドが1年の約半分ずつを過ごすそれぞれの土地からのインスピレーションをミニマルなウクレレの反復に乗せてそれぞれの景色を見下ろしながら歌う、彼女の新境地を収めた作品となっています。

　付属CDには4曲を追加収録しており、うち1曲はダッドと同じく尾道に拠点を置く音楽家、トウヤマタケオのリミックス。トウヤマの静かなピアノが波紋を広げていく、素晴らしい仕上がりとなっています。

　来日10周年を記念して再発される『バイト・ザ・マウンテン』は、“三角形のおむすびの歌”や“ハリネズミの歌”など、童謡が持つコミュニケーション・ツールとしてのチャーミングな感性を曲想に持ちながら、同時に現代社会への懐疑や戸惑いも隠さず、丁寧に言葉に紡いで表現した作品となっています。ミックスとマスタリングにGofishの稲田 誠を迎え、公私ともに渡るパートナーであるICHIをはじめ、コルネリ、アキツユコら、日本のミュージシャンも多数参加。レイチェル・ダッドが日本で見て、聴いて、感じた驚きやシンパシーを凝縮した傑作として、今でも愛され続けているクラフト・フォークの名作です。今回の再発ではパッケージの仕様を一部変更。彼女の家族や友人たちが次々と現われるフィールド録音をコラージュした長尺のミニマル・フォーク / サウンドスケープ「Sketchbook」を追加収録しています。