中欧のジャズ大国ポーランドで注目を集めるピアニストの
スワヴェク・ヤスクウケ(Sławek Jaskułke)が、2013年にリリースした『モーメンツ』の
日本盤(RPOZ-10032 2,500円 + 税)を6月21日(水)にリリース。同作レコーディング当時の未発表音源がボーナス・トラックとして特別収録されています。
本作は日本におけるヤスクウケの評価が飛躍的に高まったアルバム『
Sea』(2016年)の前作にあたるもので、2012年に録音されたピアノ・ソロ作品。評価は高かったものの、入手困難となっていました。ヤスクウケの亡くなった母親に捧げたもので、それまでのプログレッシヴなサウンドから一転して美しい詩情に満ちた、アンビエント路線のスタートとなったアルバムです。
近作のリヴァーブ重視サウンドではなく、スタインウェイのピアノで美しい旋律のみを奏でる内容ながら、『Sea』『
夢の中へ』へとつながるシークエンス・サウンドへの予兆も感じさせる作品です。