世界のエレクトロニック・ミュージック・シーンで長きにわたり活躍を続けているサトシ・トミイエが、ナオ・グンジと共にハードウェアのみでエクスペリメンタルなライヴを繰り広げる新プロジェクト“A_A”を始動。A_Aのデビュー・アルバムをディストリビュートする「yoyaku」レーベルのオーナーでもあるヴァーハット（Varhat）を迎えて、〈A_A x yoyaku〉スペシャル・ショーケースを12月14日（金）に東京・表参道 VENTにて開催します。

　サトシ・トミイエは80年代後半から活動を開始し、故フランキー・ナックルズと共にDEF MIX PRODUCTIONSに所属。90年代にはマライア・キャリーらポップ・スターのリミックスを手がけたり、坂本龍一と仕事を重ねたりと世界の大舞台で活躍しました。2000年代に入ってからはDJ活動の比重を増やし、北米や中南米、欧州、アジアとほぼ毎週のように世界を駆け巡っています。近年には自身のレーベル「ABSTRACT_ARCHITECTURE」を立ち上げ、2015年には16年ぶりのアルバム『New Days』を発表。今回、新たにハウスの土台であるグルーヴ、70年代のエレクトリック・ジャズに影響を受けたアブストラクトなサウンドとテクスチャー、20世紀のアバンギャルドな作曲家たちが編み出した手法をモジュラー・シンセで実践するライヴ・プロジェクト“A_A”をスタートさせ、表現の幅を広げています。

　共演するヴァーハットは、ユニークで謎めいた盤面のデザインと、有機的でフロア・ライクなグルーヴを有したミニマル / ディープハウスを量産する、仏パリを拠点とするディストリビューション・レコード・ショップ「yoyaku」のオーナー兼プロデューサー。近年はDJとしてもヨーロッパをはじめ世界各国に招致され、高い人気を誇っています。