日本のクラシック・ギター界を牽引する
荘村清志と
福田進一がプロデューサーを務め、2006年8月より毎年夏に開催されているHakuju Hallの主催公演シリーズ〈Hakujuギター・フェスタ〉。その第13回目を数える第13回〈Hakuju ギター・フェスタ2018 イタリア2 〜Musica Italiana!〉が8月31日(金)〜9月2日(日)にかけて東京・富ヶ谷 Hakuju Hallで開催。
今年のテーマは、第4回以来9年を経て、ふたたびイタリアがテーマとなります。初日の“第一夜”前半は福田のソロで、近年ますます高い評価を得ている作曲家 / ピアニストの
加藤昌則の委嘱新作となるギター・ソロ曲を世界初演します。後半は“ロン=ティボー国際コンクール”で日本人として初優勝した実力派ヴァイオリニスト、
小林美恵と荘村のギターとの共演で、バロック時代から19世紀にいたるイタリアのヴァイオリン音楽の傑作が演奏されます。
2日目に行なわれる若手ギタリストの登竜門“旬のギタリストを聴く”には、パリ国立高等音楽院修士課程を首席で卒業し、現在は東京を拠点に活躍の場を広げている
徳永真一郎が登場。同日夜の“第二夜”前半は、世界中で話題を呼ぶクピンスキー・デュオが、待望の初来日記念リサイタルを行ないます。後半は、透明感あふれる美しい歌声と豊富なレパートリーによりジャンルを超えて活躍するメゾ・ソプラノの
波多野睦美の歌、福田と荘村のギターで、バロックから映画音楽までイタリア歌曲の歴史を辿ります。
最終日の“フィナーレ”前半は、荘村のソロによる
テデスコとレゴンディの代表作。後半は荘村、福田、クピンスキー・デュオの4人のギタリストによる、国境を超えた名ギタリスト達の競演で締めくくられます。