「ドント・ユー」「アライヴ・アンド・キッキング」「サンクティファイ・ユアセルフ」などのヒット曲で知られる英グラスゴーのロック・バンド、シンプル・マインズ(Simple Minds)が、2018年の『Walk Between Worlds』以来となる通算18枚目のスタジオ・アルバム『Direction Of The Heart』を10月21日(金)に発表します。アルバムから、フロントマンのジム・カーが歌詞を書き、ジムの「最高の仲間」であり2019年に他界した亡き父に捧げられた「Vision Thing」が公開中です。
『Direction Of The Heart』のほとんどの曲は、ジムとギタリスト / キーボード奏者のチャーリー・バーチルが住む伊シチリアで書かれ、検疫の関係でイギリスに入れなかったため、アルバムは独ハンブルグのカメレオン・スタジオでレコーディングされました。アルバムのプロデューサーとしてアンディ・ライト(マッシヴ・アタック、エコー&ザ・バニーメン)とギャヴィン・ゴールドバーグ(シンプリー・レッド、KTタンストール)が参加。バンドのメンバーであるベーシストのジェド・グライムス、ドラマーのシェリース・オセイ、ヴォーカルのサラ・ブラウンは、ロンドンでそれぞれのパートを別々にレコーディングしました。「Human Traffic」には、スパークスのラッセル・メイルがゲスト参加。各々が録音した音源を構築して、アルバムが完成しました。
ジム・カーは新作について「この最悪の時代に、いかにして気持ちの良いエレクトロ・ロックのレコードを作るか? 『Direction Of The Heart』は、その挑戦の結果だ。誰がこんなに楽しく作れると思っただろう?」とコメントしています。