新世代ポーランド・ジャズを代表するピアニスト、スワヴェク・ヤスクウケ（Sławek Jaskułke）が、最新ピアノ・ソロ・アルバム『夢の中へ』（RPOZ-10029 2,500円 + 税）を2017年1月18日（水）にリリースします。

　シネマティックな音像とアンビエントな響きで話題となった前作『Sea』は、バルト海沿岸出身のヤスクウケが“海”をテーマに作り上げたイマジネイティヴな組曲で、メロディアスかつポスト・モダンなサウンドの傑作として絶賛されました。

　最新作『夢の中ヘ』は、彼が4歳の娘に「眠るときの音楽を聴かせて」とせがまれ、それがアイディアとなって制作された作品です。本作では、通常の440kHzより低い“人間の心身に良い影響を及ぼす宇宙の周波数”と言われる432kHzチューニングを採用。これはバッハのクラヴィーアなどに代表されるバロック時代のチューニングで、丸みを帯びた温かな音色が、連続するシーケンス・フレーズに絶大な効果を与えています。美しい旋律の繋がりと絶妙なリバーブで幻想的なアンビエント・ワールドを描きだし、エレクトロニック・ミュージックとポスト・クラシカルの感性も内包した、まったく新しいピアノ・ミュージックを誕生させています。