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ノース・ロンドンの5人組“ソーリー”、新作アルバム『COSPLAY』リリース決定 新曲「Echoes」を公開

ソーリー   2025/08/13 13:44掲載
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ノース・ロンドンの5人組“ソーリー”、新作アルバム『COSPLAY』リリース決定 新曲「Echoes」を公開
 英ノース・ロンドン発のインディ・ロック・バンド、ソーリー(Sorry)がニュー・アルバム『COSPLAY』を11月7日(金)に「Domino」からリリースすることが決定。あわせて、新曲「Echoes」をミュージック・ビデオとともに公開しています。

 ソーリーは、幼なじみのアーシャ・ローレンツとルイス・オブライエンによって結成され、現在はドラマーのリンカーン・バレット、マルチ・インストゥルメンタリストのキャンベル・バウム、エレクトロニクス奏者のマルコ・ピニを加えた5人編成で活動。これまでに『925』と『エニウェア・バット・ヒア』の2枚のアルバムをリリースしています。

 公開されたアルバム冒頭曲「Echoes」は、アーシャがよく足を運んでいたポエトリー・イベントで、出演者の一人が語った「エコー、エコー、エコー / アイ・ラブ・ユー、エコー」と少年がトンネルに向かって叫び、その返事を待つという詩から着想を得たとのこと。恋に溺れて自分を見失い、やがて“エコー”が二人の間に入り込む第三者になる……そんな物語が、美しく胸を打つメロディに乗せて歌われています。

 3作目のスタジオ・アルバムとなる『COSPLAY』は、これまでのキャリアで築き上げた音楽的な枠を自ら壊し、描き直した作品。2024年末に、フォンテインズ D.C.のUK / アイルランド・アリーナ・ツアーでサポートを務め際、数千人規模の会場での演奏で得たスケール感と自信も色濃く反映されています。

 また、アルバム『COSPLAY』にはポップカルチャーからの引用が点在。「Waxwing」では常に心の奥底に潜んでいるが決して表に現れないミッキーマウスを描き、「Jetplane」ではガイデッド・バイ・ヴォイシズの代表的アンセム「Hot Freaks」が引用され、有名人の退廃がテーマとなっています。「Candle」はボブ・ディランの「Blowing In The Wind」へのオマージュであり、近年のティモシー・シャラメ主演のディラン映画ブームへのリアクション。そして「In The Dark」では、アーシャとルイスが『COSPLAY』のレコーディング中に読んでいたという三島由紀夫への言及も登場します。

 同時に、バンドは自らの過去の楽曲やデモからも着想。「Echoes」の冒頭に使われる“hold me”はルイスがSoundCloudに投稿していた初期音源から、「JIVE」はアーシャのSoundCloudで人気を集めたデモから発展したものです。

 『COSPLAY』収録曲の多くは、アーシャとルイスが共有するスタジオでまず形を成し、そこで生まれたデモのサンプルや特徴が最終的な録音に統合されて誕生しました。別の曲では、まずバンド全体でレコーディングを行ない、その後スタジオに持ち帰って独自のサンプリング処理を施すなど、多彩なアプローチを採用。「Echoes」の脈打つキーボードや、「Into The Dark」のヴォーカル加工など、小さな音のきらめきが楽曲の奥深くに隠されているのも特徴となっています。

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■2025年11月7日(金)リリース
ソーリー
『COSPLAY』

beatink.com/products/detail.php?product_id=15285

[収録曲]
01. Echoes
02. Jetplane
03. Love Posture
04. Antelope
05. Candle
06. Today Might Be The Hit
07. Life In This Body
08. Waxwing
09. Magic
10. Into The Dark
11. JI
12. The Saddest Song I Ever Did Hear *Bonus Track
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