今後の活躍が期待される選りすぐりの若手ピアニストが意欲的なプログラムで競演を繰り広げる彩の国さいたま芸術劇場の“ピアノ・エトワール・シリーズ”に、
田村 響が初登場。〈ピアノ・エトワール・シリーズ Vol.29 田村 響 ピアノ・リサイタル〉が9月11日(日)に開催されます。
今年で10周年を迎える同シリーズに29人目として迎えられる田村 響は、弱冠20歳で〈ロン・ティボー国際コンクール〉第1位を受賞したことをきっかけに一躍注目を集めた気鋭のピアニストです。コンクール後も演奏活動のかたわら、ザルツブルク・モーツァルテウムを経て大阪音楽大学大学院を修了するなど、研鑽を積みつつ国際的な演奏家活動を展開。国内外で数々の著名オーケストラとの共演やリサイタルを行なうほか、室内楽の活動にも力を入れており、
マキシム・ヴェンゲーロフ(Maxim Vengerov)や
堀米ゆず子、
篠崎史紀、
宮田 大、
三浦文彰といったソリストとも共演を重ねています。
今回のプログラムは、
ベートーヴェンと
ショパンによる名作を並べたもの。なかでも、ショパンのスケルツォ全4曲を一度に聴くことはなかなかなく、貴重な機会となっています。田村にとっても、今回のプログラムの半分は初披露となり、意欲的な挑戦といえるでしょう。