昨年6月にデビュー・アルバム
『ノース・バード』を発表。日本のジャズ・シーンに大きな衝撃を与えた10代のアルト・サックス奏者、
寺久保エレナの2ndアルバム『NEW YORK ATTITUDE』(KICJ-615 税込み3,000円)が6月22日に発売になります。
1992年、札幌生まれ。6歳からピアノ、9歳からサックスをはじめたという寺久保は、13歳でボストン・バークリー・アワードを受賞。2007、2008年にはバークリー音楽院に奨学生として短期留学。その後、才能あふれる若手ミュージシャンとして注目され、
山下洋輔、
エディ・ゴメスほか国内外の多くのアーティストと共演を果たしました。2010年に
ケニー・バロン、
クリスチャン・マクブライドらとニューヨークで録音したデビュー・アルバム『ノース・バード』を発表。今年3月に高校を卒業後、パリと西アフリカのブルキナファソで初の海外公演を行ないました。
新作は海外公演直後の4月、前作と同様ニューヨークで録音したもの。前作にも参加しているケニー・バロンをはじめ、昨年の東京ジャズで共演したロン・カーターといったベテラン勢とともに、自作曲のほか、アルバム・タイトルにもなっているケニー・バロンの「ニューヨーク・アティチュード」、
ウェイン・ショーターの「オリエンタル・フォークソング」、
渡辺貞夫の「ワン・フォー・ユー」などを演奏しています。数曲で参加している若手トランペット奏者、
ドミニク・ファリナッチとの2管編成も聴きどころです。