フィンランドのプログレッシヴ・ロック・バンド、
ウィグワムの5作品がSHM-CD仕様、紙ジャケットでリイシューされました。
69年にデビューしたウィグワムは、ジャズやソウル、ファンク、サイケデリックなどの影響を受けながら、ビートルズのポップさや実験精神も感じさせる独自のプログレッシヴ・ロックで人気を集めました。78年に解散、結成メンバーRonnie Osterbergの自殺を乗り越えて93年にアルバム『Light Ages』を発表し復活。その後も2002年に『Titans Wheel』2005年に『Some Several Moon』をリリースするなど精力的に活動しています。
今回の再発は、70年から4年間を支え、脱退後もジャズやクラシックなどジャンルを超えたソロ活動で高い評価を得たヴァイオリニスト、
ペッカ・ポーヨラの急逝(2008年11月26日/享年56)への追悼の意味も込められているとのことです。
デビュー作の
『ハード・アンド・ホーニー』(写真)と70年発表の2枚目
『トゥームストーン・ヴァレンタイン』、カンタベリー・ロックにも通じる3枚目
『フェアリーポート』、73年発表のオリジナル・メンバーでの最終作
『ビーイング』に75年のライヴ盤
『ライヴ・ミュージック・フロム・ザ・トワイライト・ゾーン』と、全盛期の5タイトルがラインナップ。5作品すべてが2009年リマスターのボーナス・トラック付きのオリジナル紙ジャケットで、『ハード・アンド・ホーニー』には初回400枚プレスのみに付されていたという幻のブックレットも再現、封入されていますので、もう何枚も持っているというマニアのみなさんも注目を。