大ヒット公開中の劇場用実写映画『秒速5センチメートル』主題歌、
米津玄師「1991」のミュージック・ビデオが公開されています。
『秒速5センチメートル』の奥山由之監督が手がけた本作は、米津玄師の独唱ともいうべき、ひとりきりのリップ・シーンで構成されたミュージック・ビデオ。桜と雪がひらりひらり舞い落ちる幻想的なMVとなっています。
「1991」は10月13日に配信リリースされ、各配信サイトで軒並み1位、デイリーチャートで27冠を獲得。SNSでは、映画本編とともに、主題歌に対する深い共感や余韻に浸る声が多数寄せられています。
[コメント]完成した『秒速5センチメートル』を観た米津さんが言ってくれた「まるで自分のためだけに作られた映画のように感じた」という言葉が、個人的であるが故に普遍的であることを目指したこの作品の全てであるように感じました。
そして、米津さんが自身の半生と『秒速5センチメートル』の主人公・貴樹の半生を重ね合わせ、たった1人で作り上げたこの楽曲のMVは、ポートレイト(肖像画)のような映像にしたいと思いました。
大切な人との出会いや別れを通して、気がつけば少しずつ未来が開けていくような、閉ざしていた世界が広がっていくような、そんな感情を画角の変化に込めたので、ぜひ叫びにも似た多幸感をMVと共に感じていただけましたら幸いです。――奥山由之