8月1日は「カフェオーレの日」です。特にフランスで好まれていることで知られている、濃く淹れたコーヒーと牛乳を同量でブレンドした“カフェ・オ・レ”(cafe au lait:cafe=コーヒー、lait=牛乳)は、日本でもコーヒー愛飲者たちに人気の飲み物です。フランスではコーヒーと牛乳が同量のものを“カフェ・オ・レ”、コーヒーより牛乳が少ないものは“カフェ・ノワゼット”、牛乳が多いものは“カフェ・ランベルセ”と呼ばれていますが、日本では同量でなくとも“カフェ・オ・レ”とされているようです。
「カフェオーレの日」は、カフェ・オ・レ製品をはじめとした商品を展開している江崎グリコが、6月1日が「世界牛乳の日」に、10月1日が「コーヒーの日」に制定されていることから、カフェ・オ・レが“牛乳とコーヒーをブレンド”したことになぞらえて、その両記念日のちょうど真ん中の8月1日を「カフェオーレの日」の記念日にしています。
その「カフェオーレの日」にちなんで、“カフェオーレ”“カフェオレ”がタイトルにつく楽曲をいくつか紹介していきましょう。
まず、“カフェオーレ”といえば、やはりグリコ「カフェオーレ」のCMソングとなった「カフェオーレのうた」でしょうか。“カフェオーレが飲みたいの〜”で始まり、“白黒つけないカフェオーレ”のフレーズが印象的です。2013年には
キマグレンと
吉川友(きっかわゆう)によるユニット“きっかレン”が、アイランド・ミュージック・テイストを織り交ぜてレゲエ調にアレンジし、ラップも加えた「カフェオーレのうた」(写真)を発表。「カフェオーレ」CMソングとして話題になりました。同曲は吉川友のベスト・アルバム『
Best of YOU!』でも聴くことができます。
また、「カフェオーレ」のCMで思い出されるのが、ブラジル代表風のユニフォームを着たチームのサッカーの試合で、外国人チアリーダーたちが「カフェオーレ」を片手にダンスしているCM。サンバのリズムに乗せて“オーレー、オーレー、オレオレ!”と歌われるCMソングは、耳なじみが良く、思わず口ずさんだ方も多かったのではないでしょうか。この曲は、江崎グリコがスポンサーやクラブパートナーとなっているサッカーJリーグの清水エスパルスの応援チャント「グリコ」として、今でもスタジアムで歌い継がれています。
ずばり「カフェオーレ」をタイトルにしているのが、シャンソン歌手の
佐々木秀実。2023年のシングル「
愛の詩 / カフェオーレ」に収録されています。「カフェオレ」という楽曲は、
住岡梨奈、
中島卓偉、
東京60WATTS、
PRIZMAX、
MINT mate box、Laughing Hick、
SABOTENなどが発表しています。
そのほか、
舟木一夫「想い出カフェ・オ・レ」をはじめ、
八神純子「Cafe au lait入れて」、
飯塚雅弓「そよ風とカフェオレ」、
鶴「二人でカフェオレ」、
武藤昭平 with
ウエノコウジ「ベーコンエッグとカフェオレはノンシュガー」、
8utterfly「カフェオレに愛は溶けて」、ひなた春花「雨降りのカフェ・オ・レ」、
D.W.ニコルズ「カフェオレさん」、
蒲田めい「トリコのカフェオレ」、『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS』から宮本フレデリカ(CV:
高野麻美)の「き・ま・ぐ・れ☆Cafe au lait!」などがあります。
なお、歌詞に“カフェオーレ”“カフェオレ”が使われている楽曲となると、かなり多くありますので、それぞれ好みの“カフェオーレ”ソングを探して聴きながら、暑い日を癒すひとときをカフェオーレとともに過ごすのもよいのではないでしょうか。