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聴いた瞬間に分かる!イントロだけで盛り上がる平成の名曲

2025/10/24掲載
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イントロを聴いた瞬間盛り上がる、平成ソングを教えてください。
聴いた瞬間に分かる!イントロだけで盛り上がる平成の名曲
 平成のヒット曲には、ほんの数秒で楽曲の世界観をつかみ、気持ちを一気に高めてくれる“イントロ職人技”が光っていました。近年は、SNSやストリーミングの影響でイントロを短くする傾向が強まり、0秒台で歌唱に入る楽曲も珍しくありません。今回は、そんな時代とは少し違う、曲が流れた瞬間に“イントロで沸く”平成の名曲を紹介します。

aikoキラキラ
 2005年8月3日にリリースされた、ドラマ『がんばっていきまっしょい』の主題歌。恋の眩しさと切なさをaikoらしいメロディで描いた名曲です。ピアノの音から始まり、そこにギターやドラムも合わさって一気に胸の高まりが詰まった音に。まさに「キラキラ」した音楽をイントロから感じることができます。



Love so sweet
 “イントロだけで恋が始まる曲”といえばこの曲。ドラマ『花より男子2(リターンズ)』の主題歌として大ヒットを記録。イントロのピアノだけで“平成の青春”を呼び起こし、静けさから一気に広がるサウンドは、恋のときめきを象徴しているような軽やかさと華やかさを放っています。2026年のラストコンサートでは披露されるのか期待が高まります。



いきものがかり気まぐれロマンティック
 2008年12月3日にリリースされた12thシングル。恋の気まぐれを全部ポップに包み込み、前向きな気持ちにさせてくれるポップ・チューン。2025年2月にTWICEナヨンがカヴァーし再び話題となりました。ピアノのグリッサンドから幕を開け、キラキラした世界が広がっていきます。イントロからハッピーを運んでくれる平成ポップです。



AKB48ポニーテールとシュシュ
 高橋みなみ前田敦子がセンターを務めた、AKB48の王道サマー・ソング。澄んだピアノのメロディに引き寄せられ、そこから一気に広がる明るく爽やかなサウンドが青春の景色を浮かび上がらせます。この“展開の高揚感”こそイントロだけで盛り上がる名曲の魅力です。



ORANGE RANGEイケナイ太陽
 まさにイントロが鳴った瞬間に盛り上がる平成の代表格。ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』のオープニング・テーマとしても知られ、青春と笑顔が弾けるパワーソングです。夏のギラギラした空気を詰め込んだような“イケてる”イントロが印象的。芸人・マユリカも出演する令和ver. MVも話題となりました。





サザンオールスターズLOVE AFFAIR 〜秘密のデート
 1998年2月11日リリースの41thシングル。イントロの軽やかなピアノのギターの組み合わせが印象的で、流れるとすぐに心が躍る名曲。「不倫」をテーマにした複雑な楽曲ですが、歌詞に横浜のスポットが登場することもあり、聴いていると思わず行きたくなる方も多いのではないでしょうか。サザンオールスターズ“最後の夏フェス”として出演した〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA〉でも披露されました。



椎名林檎NIPPON
 NHKサッカー放送のテーマ・ソングとして書き下ろされた本楽曲は、力強いドラムの音が鳴り、それに続くようにギターと椎名林檎の歌声が響く、平成の応援ソング。勝負に挑む高揚感と応援の熱気が詰まった、日本全体を元気にしてくれる力強さがあります。



スピッツヒバリのこころ
 1991年3月25日にリリースされたスピッツのデビュー曲にしてバンドの原点ともいえる一曲。軽やかなギターリフとリズムが印象的なイントロは、これから何かが始まる期待感を抱かせます。平成のロックポップ・シーンに鮮やかな第一歩を刻んだ名曲です。



B’zUltra Soul
 2001年3月14日にリリースされた、言わずと知れたB’zの代表曲。松本孝弘のギターとドラムのイントロが鳴った瞬間、テンションMAXに。熱気あふれるサウンドでイントロだけで拳をあげたくなる、圧倒的な一体感を呼ぶ平成のライヴ・カラオケ定番曲です。



Mr.Childreneverybody goes 〜秩序のない現代にドロップキック〜
 自由で尖ったサウンドが、平成の若者の熱気や躍動感をそのまま閉じ込めたような、平成初期の勢いを感じさせるナンバー。力強いギターリフとドラムのイントロが鳴った瞬間、心がぐっと引き込まれます。現代にも刺さる歌詞が印象的な疾走感あふれる一曲です。



モーニング娘。ザ☆ピ〜ス!
 12thシングルとして2001年7月25日リリースされた本楽曲は、“ピースラップ”と呼ばれるイントロで始まり、軽快でポップなサウンドとキャッチーな歌詞に思わず口ずさんでしまう平成のアイドルソング。イントロだけで“楽しい時間が始まる!”と感じさせる元気いっぱいの楽曲です。初めてセンターを務めた石川梨華のセリフパートにも注目です。



 平成の名曲を振り返ると、イントロだけで心が弾むあの瞬間を思い出します。近年、再び平成ブームが訪れ、あの頃の音楽も改めて注目を集めています。今回取り上げた楽曲の多くはドラマの主題歌としても起用され、聴き馴染みのある方も多いはず。イントロの数秒で高揚感が生まれるだけでなく、平成らしいMVや映像表現やファッションなどにも注目すると、さらにその時代の空気を感じられます。

 懐かしさとワクワク感が同居する平成の名曲たち。ぜひイントロからその魅力を存分に楽しんでみてください。

(写真は2007年2月21日リリースの嵐「Love so sweet」)
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