11月5日は、韓国や日本を中心として歌手や女優として活躍している
BoA(ボア)のバースデー。1986年に誕生したBoAは、2000年に14歳で1stフル・アルバム『ID; Peace B』を発表してデビューすると、KMTV『歌謡大典』の女性新人賞を受賞。翌年にアルバム・タイトル曲を日本語ヴァージョンにしたシングル「ID; Peace B」で日本デビュー。“チカチカチュー”というフレーズが印象的な楽曲で注目されました。
韓国語、英語に加えて日本語のスキルを身につけて、J-POPシーンに飛び込むと、2002年の日本1stアルバム『Listen to my Heart』で韓国人初の日本チャート1位を獲得し、一躍スターダムにのし上がりました。同年に“タイトなジーンズにねじ込む〜”のフレーズが耳を惹く「VALENTI」がロングヒットを続けるなか、次々とヒット・シングルやアルバムをランキング上位に送り込み、特にアルバムは、1stアルバム『LISTEN TO MY HEART』から2008年の6thアルバム『THE FACE』まで連続1位を記録。J-POPシーンでもトップランナーとしての地位を確立しました。
その間、クリスマスソングの定番曲のひとつにもなった「メリクリ」(2004年)や、1983年の
欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」以来約21年4ヵ月ぶりに、日本を除くアジア出身のソロアーティストシングル1位に輝いた自身初の1位獲得シングル「DO THE MOTION」(2005年)などを発表。2002年から『NHK紅白歌合戦』に6年連続で出場を果たしたほか、
m-floのフィーチャリング・プロジェクト「m-flo loves Who?」第3弾としてm-flo loves BoA名義で「the Love Bug」(2004年)をリリースするなど、J-POPシーンにて日本の歌手たちと比肩する成功を収め、K-POPブームの海外進出の先駆者(しかもソロ)としての歩みを進めていきました。その勢いはとどまることなく、2009年の全米デビュー・アルバム『BoA』のリリースへもつながり、同作は米・ビルボード200の127位にランクイン。今や海外進出が当たり前となっているK-POP勢ですが、初めてK-POPの海外進出を成功させたモデルといえるのではないでしょうか。
その後、シンガー・ソングライターとしてもキャリアを重ねるほか、女優やタレントなどでもその才能を発揮。2025年はデビュー25周年記念となる11thアルバム『Crazier』のほか、
葵わかな・
神尾楓珠主演のドラマ『すべての恋が終わるとしても』の主題歌となった
東方神起との初のコラボレーション曲「あなたをかぞえて」を発表するなど、アニヴァーサリーイヤーにふさわしい精力的な活動を展開しています。
(写真は2020年11月リリースのBoAのシングル「
I believe」)