さる4月2日(月)、東京・渋谷BOXXにて「ニコニコ生放送」の公開生放送イベント<ニコニコ軽音部〜春休みセッション特別編〜>が開催! このイベントは、楽器の演奏動画を投稿する「演奏してみた」カテゴリのプレイヤーを募集し、プロが指導にあたるというもの。当日は集まった観客の中から4人をステージに上げ、即興演奏を楽しむというサプライズも実施!
ニコ動の「演奏してみた」は、プロアマ問わず、楽しみながら演奏した動画が集まってくる、プレイヤーにとって非常に興味深いカテゴリー。中には「[Mint]」や「王族バンド」のように、動画を投稿したことでバンドを結成して多くのファンを獲得するようになった例も。
「ニコニコ軽音部」は、そんなニコ動の若手プレイヤーに向け、テクニックや音楽の楽しさを伝える目的で設けられた生放送。2011年には「春休みギター編」と「夏休みベース編」を生放送し、世界最大規模のオンライン・レッスンとしてギネス認定されるなど、好評を博しています。
また、4月28日(土)、29日(日)に幕張メッセで行なわれるニコ動の一大イベント<ニコニコ超会議>では、ニコニコ軽音部のセッション・ブース「ニコニコ超軽音部ブース」が設置。今回はそのシミュレーションとして、公開イベントが開催に。主にプロによる「セッションマスターズバンド」、ニコニコ軽音部OB&卒業生による「スペシャルバンド」、ユーザーから選抜した「NEWバンド」という3組がステージで演奏を披露しました。
まず「セッションマスターズバンド」メンバーとして、数々のギター教則本を世に送り出してきた
加茂フミヨシ(g)、
GLAYや
JUDY AND MARYなど数々の有名バンドを手がけてきたプロデューサーの
佐久間正英(b)、
accessとして活躍しプロデューサーでもある
浅倉大介(key)、
FUZZY CONTROLのSATOKO(ds)という、名だたる4名が集結!
生放送では、ニコ動ユーザーによるバンドにセッションしてもらい、プロがアドバイスをした上でお手本を見せて、再びユーザーが演奏し直すというパートも。演奏した曲目は、AKB48「GIVE ME FIVE!」、ジャズのスタンダード・ナンバー「Fly me to the Moon」、ボカロPであるDECO*27の「ペダルハート」という3曲。
「Fly me to the Moon」では、加茂が「ジャズでは珍しい、ピアノとギターが同時に入ってる難しい曲。こういう場合にギターがコードでガンガン弾くとお客さんにうるさがられるので、管楽器っぽいパートに行くといい。メロディの切れ目にブルースっぽいフレーズを入れる」とアドバイス。
「ペダルハート」では、浅倉が「打ち込み曲は指で引けないフレーズも多いけど、無理なら自分の手癖で弾きやすいものに変えちゃうといい。テンポに合わせたディレイも絡めていくと再現しやすくなる」とコツを伝授。
イベントの終盤では、観客からギター、ベース、ドラム、キーボードを募集し、ステージに上がったメンバーが、ニコ動で「少し楽しくなる動画」として有名なHALFBYの「RODEO MACHINE」を演奏。プロのサポートもあってか、本当に初めての演奏だったにも関わらず会場の盛り上がりは最高潮に! いきなりのセッションでも、聴き手を引きつけられることを証明しました。
生放送の終盤では、加茂が「譜面が読めなくても、コードを2、3個覚えればセッションができてしまう。超会議の前に少し覚えて、ぜひ会場に来てほしい」と語り、ニコニコ軽音部のプロデューサーである齋藤も、「“演奏してみた”なので、“ジャーン”と演奏してみちゃえばいい。コードが外れていようが、尺が間違ってようが、セッションの大半は思いやりでできてるので大丈夫」と当日の参加を呼びかけました。
ニコニコ超会議の「ニコニコ超軽音部ブース」では、ヤマハやFender USAなどの協力により、多数揃えた楽器を使って参加者が2日間にわたってセッションできるように準備されているとか。「加茂フミヨシセッション」や「小室みつ子のGet Wildセッション」、「YMOセッション」など、プロと競演できるパートも用意。特に事前申し込みがなくても参加できますが、4月15日までにニコニコ軽音部のページより事前申請しておくと、審査の上、各パートで確実に演奏できます。