DIYな出発点からThe Guardian誌に「彼らの世代で最も偉大な英国のポップ・グループ」と称されるまでの芸術的進化を描く本作『Joy In Repetition』のタイトルは、彼らの代表曲「Over and Over」の歌詞と、アレクシス・テイラーが敬愛するプリンスの楽曲の両方に由来。ホット・チップの本質――リズムへの魅了、そしてそれを何度も何度も、みんなで作り上げていく歓び――を象徴しています。
本アルバムには、「Ready For The Floor」、「I Feel Better」、「Flutes」、「Over and Over」といった鉄板ダンス・チューンから、「Boy From School」や「Look At Where We Are」、「Melody of Love」のような繊細でメランコリックな楽曲まで、ホット・チップの感情のスペクトラムがすべて詰まれています。さらに新曲「Devotion」も収録。日本で撮影された同曲のMVは、アイス・キューブ、ブライアン・ウィルソンらを手がけたウィル・キンドリックが監督を務め、「職人としての献身」をまったく異なる切り口で描いています。
『Joy In Repetition』は単なる回顧録ではく、ホット・チップが歓びと好奇心、そして互いに対する思いにいかに真摯に向き合い続けているかを記録した作品。メンバーのオーウェン・クラークは「昔の感覚にはもう戻れない。でも、それには安心感がある」と言い、「これらのレコードには、僕らの記憶が詰まっているんだ。そして、すべてをつなげているのは、共有した体験なんだよ」と語っています。
[収録曲] 01. Ready For The Floor 02. Boy From School 03. One Life Stand 04. Night And Day 05. Flutes 06. Hungry Child 07. Over And Over 08. Positive 09. Look At Where We Are 10. Need You Now 11. Eleanor 12. Huarache Lights 13. Melody of Love 14. I Feel Better