フランス放送協会（ORTF）がラジオ放送で初のステレオ録音を1959年に確立。最初期の60年録音の初演者でもある、フェヴリエによるラヴェルの左手のための協奏曲も収録している。いずれも貴重な録音だ。

1955年にロン＝ティボーで優勝し、来日経験もあるエルリーの珍しいライヴ録音集。録音自体が少ない人なので、貴重なアルバムと言える。情熱的で抒情的、剛と柔が絶妙なバランスをもって作品に相対している。

おなじみのフランス国立視聴覚研究所の貴重音源。シュタルケルは1966年のスタジオ公開録音によるドヴォコン、83年のスタジオ公開録音によるフルニエのベートーヴェン、そしてレヴィのチェレプニンも珍しい。

脳梗塞からよみがえった谷口博章が南三陸支援に続き、能登半島地震への支援にも動き出した。売り上げから経費を除いた分を寄付するという。内容は小品集だが、一味違った選曲で、谷口の個性がきらりと光っている。

独・ベルリンを拠点に世界のトップアーティストたちと共演を重ねるマリンバ奏者、出田りあの1stアルバム。エリック・サミュが教え子の出田をイメージして書いたマリンバの人気曲「シュガーリア」の全楽章のほか、高い編曲能力を生かしたカヴァー作も収録。

世界最高峰のオーケストラと数多く共演を果たしているジャニーヌ・ヤンセンの9年ぶりの録音となる協奏曲アルバムは、シベリウスとプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲。北欧の天才若手指揮者、クラウス・マケラ率いるオスロ・フィルとの共演で楽しめる。