さまざまな楽器を操るマルチ奏者、FKJことフレンチ・キウイ・ジュースの2ndアルバム。伝説的ギタリストであるサンタナとコラボしたネオソウル・ジャム「Greener」をはじめ、トレンドを取り入れつつ唯一無二のスタイルと美学を貫いた一枚だ。

2023年に初来日した米・ペンシルベニア州ウィルクス・バリ拠点のハードコア・バンド、ワン・ステップ・クローサーの2ndアルバム。リード曲「Leap Years」をはじめ、心揺さぶられるメロディに磨きがかかった楽曲が詰まっている。

スレイヤーのギタリスト、ケリー・キングのデビュー・アルバム。ポール・ボスタフ（ds）やフィル・デンメル（g）、マーク・オセグエダ（vo）らUSスラッシュ界の重鎮たちが集結し、スレイヤー直系のサウンドを炸裂させている。

ビリー・アイリッシュが約3年ぶりに放つ3rdアルバム。コラボレーターである兄、フィニアスによって書かれた一作で、多様でありながらも一貫性のある楽曲群で構成。オンラインゲーム『フォートナイト』とコラボした「CHIHIRO」などを収録している。

米国のドゥームメタル・バンド、ポールベアラーの5thアルバム。2度の制作頓挫を乗り越えて生まれた、パンデミックや戦争が苦痛をもたらす世界情勢を反映したかのような、陰鬱かつ美しいメロディに満ちた現代社会へのサウンドトラックとなっている。

『ハロウィン』『遊星からの物体X』などで知られる映画監督、ジョン・カーペンターの4thアルバム。息子のコディ・カーペンターと教え子のダニエル・デイヴィスとのコラボで制作され、シンセを駆使した躍動的なナンバーが印象深い。

レオン・ラッセルの本拠地である米・オクラホマ州タルサにあるスタジオでのライヴ録音。タジ・マハールの長年のカルテットからのメンバーとドブロ奏者とギタリストを加えた構成で、マハールのさまざまなジャンルにまたがる比類なきキャリアからの楽曲を収録。

ペット・ショップ・ボーイズほかさまざまなアーティストと活動を共にしてきたドイツの写真家による音楽作品第2弾。耳に残るキャッチーなメロディと内省的なムードを軸に、曲ごとに多彩な表現を繰り出している。

モダン・ブルース界を牽引してきたブルースの巨人、B.B.キングのライヴ・アルバム。1983年にフランスのカンヌで行なわれた公演の模様で、レギュラー・バンドを率いつつ、彼の得意とするチョーキングも冴えまくっている。

クニモンド瀧口（RYUSENKEI）による人気コンピ『CITY MUSIC TOKYO』シリーズの海外アーティスト編。ikkubaruや落日飛車ほか、シティポップからの影響を感じさせるアーティストの楽曲を集めている。

ベルギーの国民的インディロック・バンドであるバルタザールのフロントマンによるソロ・プロジェクト、ジェイ・バーナードの2ndアルバム。悲しみや怒りなど“別れ”のあらゆる段階を探求しつつ、悪質なまでにロマンティックな一枚に仕上げている。

トリス兄弟を中心に、1987年にギリシャで結成されたエクストリームメタル・バンドの14作目。サキス・トリス自らがプロデュースを務め、ゴシックかつシンフォニックな世界観を追求した一枚に仕上がっている。

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリスト、スラッシュの完全ソロ名義としては約14年ぶりのアルバム。自身のルーツに回帰し、敬愛するブルースとソウルの名曲のカヴァーを中心とした作品となっている。ブライアン・ジョンソンやスティーヴン・タイラーが参加。

日本を代表するパラパラ・イベント〈SEF〉の30周年記念ミックス。ユーロビートの第1人者であるDJ BOSSが「Super Euro Flash」「SET ME FREE」「B.O.S.S.」などのアンセムをノンストップで贈る。

英国の現代音楽とプログレッシヴロックを融合させた奇想天外音楽集団、アジュールの本邦デビューとなる3rdアルバム。マーク・ハドソンやドラゴンフォースの作品への参加で知られるジャズ・Dが加入し、作曲力がパワーアップしたコンセプト作品。

フィンランド発のガレージロック・バンド、アスのアルバム。ザ・リバティーンズのスタジオ、ジ・アルビオン・ルームズにて全曲を1日で録音。疾走感と強烈なギターリフが印象的な楽曲を収録している。

ミシシッピ・デルタ・ブルースの巨人、サン・ハウスが1965年4月にオハイオ州で行なったコンサートを収録したライヴ盤。キャンド・ヒートのアラン・ウィルソンによって“再発見”され、ステージ復帰した直後の貴重な姿を捉えている。

マディ・ウォーターズ・バンドのブルース・ハーモニカ奏者、ジェイムズ・コットンが1960年代に吹き込んだ音源をまとめた編集盤。“ミスター・スーパー・ハープ”と呼ばれた彼のプレイがふんだんに楽しめる。ポール・バターフィールド（hca）らが参加。

韓英日のトリリンガルで、作・詞曲やプロデュースも自ら手がける韓国のR＆Bシンガー、ジゼル。2022年発表の初EPに数曲を追加して初フィジカル化。BIG NaughtyやGEMENIらK-ヒップホップ／R＆Bシーンの実力派が客演している。

スペイン発のガールズ・バンド、ジネブラスの2ndアルバム。パンキッシュでユーモラスな歌詞とトロピカルでキュートなサウンドは、制御不能なエネルギーに満ちあふれており、まさに次世代のファンカラティーナ・スターと言える。

硬派なスタイルが人気のブルース・シンガー、ジョン・ハモンドのライヴ・アルバム。1966年に米・サンフランシスコのフィルモア・ウエストで行なわれた公演の模様で、魂のスワンプブルースが堪能できる。

“キング・オブ・ブギ”ことジョン・リー・フッカーが、1969年、1973年、1976年にヨーロッパで行なったライヴをまとめた編集盤。1969年の3曲にはB.B.キングが“眠れる巨人”と敬愛したブルースマン、ローウェル・フルスンが参加。

アッシュ・コステロ率いる米ロック・バンドによる、約5年ぶりとなる5作目のアルバム。オリジナル・ラインナップでの再結成を経て発表された一枚で、“メタル界のレディ・ガガ”たるアッシュ・コステロの魅力が味わえる。