福岡出身の宅録SSW中島涼之介(シナプス)が、ソロ18枚目となるシングル「愛の牢獄」を9月24日にデジタル・リリース。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。
ソロ名義では「おやすみハニー」「L’Eternel Retour」「Ghost in the House」「イイ気分」に続く、5ヵ月連続のリリースとなります。
今作「愛の牢獄」は、現在制作中で、来年リリース予定の「四季」をテーマにしたミニ・アルバム・シリーズ(春・夏・秋・冬の全4作)の「秋編」へ収録も見込まれており、その中でも作品を象徴する楽曲とされています。重層的なコーラスが織りなす、ポップスを超えた音の迷宮である「愛の牢獄」。中島涼之介の音楽的冒険の結晶を、ぜひ耳と心で体感してください。
[コメント]現在制作中の四季ミニアルバムシリーズ『LAVENDER』。2年間の壮大なプロジェクトの第3作『LAVENDER【秋】』に収録予定の「愛の牢獄」は、この作品の核となる1曲です。
ニューヨークのセントラルパークでの、4人のボーカリストと1人のウッドベース奏者による路上パフォーマンスとの偶然の出会いが、この楽曲のすべてを決定づけました。重層的なハーモニーと純粋な人間の声が持つ根源的な美しさに深い感銘を受け、音楽の本質を再認識する体験となったのです。
バーバーショップやドゥーワップからインスピレーションを得ながらも、独自のエッセンスを加えました。楽器編成をウッドベースのみに絞り、フィンガースナップでリズムを刻むミニマルな構成で、声の表現力を最大限まで追求しました。
約40トラックに及ぶ複雑なコーラスアレンジメントを駆使し、愛の多面性と矛盾、感情の起伏を音像として織り上げることで、文字通りの「愛の牢獄」を音楽的に具現化しました。
歌詞の核となるのは、音楽家・詩人の田渕徹さんが独自の感性で日本語にした「Moon River」です。特に「僕の愛は暴力」という衝撃的な一節から着想を得て、「君の愛の牢獄で僕の愛は暴力へ」という詩的世界観を構築しました。
この楽曲を単なる音楽作品としてではなく、ひとつのインスタレーション・アートとして体験してください。中島涼之介が創造した「愛の牢獄」の世界へ、ぜひ足を運んでいただければ幸いです。――中島涼之介